熊注意看板Collection
散歩していると、見たくないのに見えてくる嫌〜なもの。
遊歩道の入り口や山あいの県道などに立っている、熊注意看板。
あちらこちらで見かけるので、ちょっと並べてみた。
パリコレのような華やかさは微塵も無いが、題して「クマコレ」。
熊注意看板も種類はいろいろ。
注意の言葉だけのもの、イラストや写真入りのもの、日時など実際の目撃情報を知らせるもの。
緊急時の連絡先を書いたものもある。(緊急時に連絡って言われても…)
比較的多いのが、熊のイラストに「注意」や「出没」の文字を組み合わせたタイプ。
イラストのタッチもリアルなものからマンガっぽいもの、シルエット、などがあるが、
やはり写実的なものは怖く感じる。
ただ、たとえ完成度が低くても怖いものもある。
以前どこかの山中で、ベニヤ板にマジックで「クマ出ます」とだけ書かれた看板を見たが、
手書きの文字が逆にリアルで不気味だった
こんないい感じの階段を作っておいて、こんな怖い顔で描かなくても…(三条市 しらさぎ森林公園)
え、えっ!? トイレに貼ってあると、いつもビクビクしながら入る。(長岡市 八方台のトイレ)
駐車場に車を止めて、降りるとすぐコレ。早めの注意喚起、恐縮です…(長岡市 八方台)
三脚を抱えて集まってくる老眼のおじさんたちにも優しい、わかりやすいデザインは秀逸。 (十日町市 星峠の棚田)
同じ十日町でも、こちらの熊はかなり気が荒そうだ。(十日町市 美人林)
熊が暮らしている森にこちらがお邪魔するわけだから、マナーは必要。
むこうだって、できることならよそ者とは会いたくはないはずだ。
鈴を鳴らしたり、笛を吹いたり、声を出したり、足音を響かせたり、咳払いをしたり、
あらゆる手段を使って「お邪魔してますよ〜」と知らせてあげよう。
ブラック&イエローは王道の配色! シルエットにすると、少し学術的な雰囲気がする。(新発田市 林道寺沢線)
立派な熊の写真だが、飼育されている状態だとすぐ判ってしまうのが、惜しい!(南魚沼市 しゃくなげ湖)
目撃情報を知らせるタイプ。これを読んでいる時点で、あなたはもう熊生息エリアの中。(魚沼市 銀山平)
向こう側、気持ち良さそうな道だな…出るのかな…でも行きたいな…ホントに出るのかな…。よくある悩み。
(糸魚川市 しろ池の森)
シンプルなデザインだが、あたりの雰囲気と妙にマッチしていた。先へは行きませんでした…(新発田市 五頭薬用植物園)
こんなに低姿勢でお願いされたらしょうがない。(妙高市 乙見湖)
看板のすぐ脇には、楽しそうな遊具がいっぱい。日が暮れる前に良い子は家に帰りましょう。(三条市 保内公園)
一般的に、自治体がまとめて製作して、必要な箇所に設置する場合が多い。
五泉市のこれは、シンプルでありながら、怖さも感じさせる傑作。(五泉市 各所)
新潟県内は、日中の最高気温が日本一を記録するなど、厳しい残暑が続いているが、
もうしばらくすれば、涼しい秋がやってくる。
空気が澄み、山も色づいて、自然散策にはもってこいの季節。
クマと会わないよう十分注意しながら、新潟の秋を楽しみたいものだ。