清水ヶ池を後にして、次は宇棚(うだな)の清水へ。
高い山々に囲まれた笹ヶ峰高原は、湧水が多く存在していて、その一番上流の水源地から流れてくる川に沿って歩いていく。
宇棚の清水から流れてくる川沿いの遊歩道は様々な植物の宝庫。
川のせせらぎが気持ちいい。
中にはこんな植物も。きれいな色をしたマムシグサ。
これは食べると嘔吐や腹痛、触るだけでも肌荒れや皮膚炎を起こすという有毒植物。
平地でも時々見かけるが、気をつけましょう。
一見、食べられそうな色をした怪しいキノコも。形はちょっとかわいい。
宇棚の清水の水汲み場に到着。
数年前にこのあたりの木を伐採して整備したため、明るく開けた雰囲気になった。
湧出元はさらに奥にあって簡単には行けないが、そこから水が噴出して川となっている。
その豊富な流量は、昭和44年まで水力発電に使われていた。
平成の名水百選に選ばれている。
清らかな水は夏でも水温6度。清水の一部を引いた水汲み場で簡単に味わえる。
まわりを整備して明るい雰囲気に。個人的には、自然の中でひっそりしていた頃の感じも好きでしたが。
ここからレストハウスに戻る道は牧場の中を横切っていく。
この牧場では、毎年5月下旬から10月下旬まで、県内各地の農家から預かった牛を放牧している。
この日は別の場所に移動していたのか、ほとんど姿を見れなかった。
何しろ広いので。
今年最初の紅葉散歩を楽しんだ笹ヶ峰高原だった。