NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

弥彦公園 〜静〜

 

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秋はたくさんの人で賑わう弥彦公園。でも訪れる時間帯や天気によっては、静かな姿を見せてくれる。
もともと和の趣がある公園なので、落ち着いた雰囲気がよく似合う。

 

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私財を投じてこの弥彦公園を造ってくださった偉〜いお方、久須美東馬(くすみとうま)の像。
今こうして、美しい公園を散歩できるのも、この人のおかげ。
また、現在のJR越後線弥彦線は、この人の尽力で出来たもの。どれだけ多くの人がその恩恵を受けていることか…
散歩の途中に「このおじさん、誰?」とか言ってるとバチが当たります。


今はモミジに囲まれて、公園の四季を見守り続けている。

 

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宮柊二・中山礼治の歌碑。残念ながら私には歌の解釈は難しいが、使われている石のカッコよさはわかる。

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アーチの入り口が特徴的なトンネルは大正時代に造られたもの。
山が低いため通常の工法では掘ることができず、いったん山を切り開き、
トンネルを造ってから、その上に土を盛って山の姿に戻したという。
長さ55m、歴史を感じるその姿は今もそのままで、登録有形文化財になっている。
昔からカッコイイなと思っていたトンネル出口の岩石は、富士山の溶岩を使っているそうだ。

 

このトンネルは、もみじ谷の美しさを引き立てるベテラン名脇役
駐車場から歩いてくる観光客は、トンネルの向こうに見える景色にだんだんと期待が高まり、
出た瞬間に目を輝かせて「わー! きれい!」と声を上げる。
それを聞くといつも何故だか、心の中で「でしょ?」と自慢げな気持ちになる。 自分の庭でもないのに…

 

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遊具の脇にある大きな銀杏の木。柔らかい光の中で枝垂れ桜のよう。

 


たまには雨の日に散歩するのもいいものだ。
あっちこっちに目移りして、つい欲張ってしまう晴れの日と違い、
傘をさしてゆっくり歩き、出会ったものだけをただ静かに撮る。 それがいい。

雨の日の写真をちょっとだけ。

 

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散りそうなモミジが雨に濡れて最後の艶やかさ。雨粒がキラキラ輝いていた。


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葉を落とした枝が冷たい雨にあたって、他の木より寒そうに濡れていた。

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雨上がりの観月橋。欄干の擬宝珠(ぎぼし)に髪飾りがひとつ。


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青空の下で鮮やかな紅葉を見るのも最高だが、静かな公園を歩くとやっぱり癒される。