枝から離れ、池に落ちたモミジの葉。
地面に落ちた葉はそのまま土に戻っていくが、水の上ではゆらゆらと動くことができる。
自由で気持ち良さそうにも見えるし、寒そうに身を寄せ合っているようにも見える。
「散りてなお」ファイナルです。
晩秋の国上寺(燕市)。
見頃の時期でも比較的ゆっくりと散策できる国上寺。
落葉の頃になると訪れる人はめっきり減って、境内は静寂に包まれる。
この時期、枝だけになった木は寂しく感じるが、境内の池に落ちたモミジを見るのが密かな楽しみ。
偶然が作ったデザインにしばし見とれる。時間とともに少しずつ変わっていく模様。
風で折れてしまったのか、池の上に枝が顔を出していた。
青々とした葉に赤やオレンジの飾り付け。
寂しい風景のなか、足元だけとても華やか。
国上寺から麓へ続く道。ここもすっかり晩秋の静けさ。
雨に打たれ、風に飛ばされ、雪に埋もれて、土に戻っていく葉っぱ。
今だけの赤。
今年も美しく色づいてくれた葉っぱたちに感謝。
来年の秋、また会えるのを楽しみに。
今年の紅葉の記事は、今回で終わり。(こう書かないと続けてしまいそう)
秋はどこを見ても美しくてきりがないので、強制終了です。
もうすぐ師走も終わるこんな時期まで、
赤や黄色の写真にお付き合いいただき、ありがとうございました。