NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

誰もいない小学校で

 

f:id:niigata-sanpo:20210222221453j:plain

 

誰もいないひっそりとした古い校舎。
忘れ物を取りに、ひとりで日曜日の学校に来たような気分になる。

 

f:id:niigata-sanpo:20210222221532j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210222222205j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210223112016j:plain

 

たくさんの子供たちや先生が上り下りしていた階段。
使い込まれた木は美しい。
手すりもつるつる。 またがって滑り降りて先生に叱られた子もいたかもしれない、たぶん。
階段の真ん中にある白い丸は「こちら側を歩きましょう」という目印なのだろう。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223115527j:plain

 

窓から差し込む光に顔を照らされて、子供が駆け上がっていく姿が見えてくるようだ。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223115636j:plain

 

ここは弥彦村にある「弥彦村ふるさと学校」。

50年くらい前に廃校になった旧弥彦麓小学校の校舎を利用して、
1階は体験学習型の民俗資料展示室、
2階は地域のコミュニティスペースとして開放されている。
校舎はそれほど大きくはないが、時々懐かしい感じに浸りたくなって訪れる、お気に入りの場所。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223111159j:plain

 

お約束の二宮金次郎像。今日も勉強しています。
最近は歩きスマホが危険だという理由から、腰を下ろして本を読んでいる姿の像ができ始めているらしい。
それだと、金次郎くんが仕事をサボって本を読んでいるみたいだ。 なんだかなぁ…

 

f:id:niigata-sanpo:20210223110821j:plain

 

ここに常駐している人はいない。
この玄関の戸が開けば入れるし、鍵がかかっていれば休館日。(こっちがちゃんと調べて行ってないだけ)

 

f:id:niigata-sanpo:20210222223108j:plain

 

毎朝「おはよう〜」と言いながら、みんなここに入ってきたのだろう。
今は1階の床だけ、新しく張り替えられている。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223105224j:plain

廊下にある下駄箱にはスリッパに混じって、ワラジが。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223093555j:plain

玄関に置かれている木製のリヤカー。学校の備品だったのだろうか。風格があります。

 

f:id:niigata-sanpo:20210222222445j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210222222556j:plain

ついたてのガラスに飾られた昔の写真。

 

f:id:niigata-sanpo:20210223150636j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210223154756j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210222222259j:plain

 

今まで何度も訪れているのだが、ここで人と会ったことがない。
勝手に入って来たけど良かったのかな… ホントは休館日なのでは… 
心配になるくらい、いつ来ても静かで、校舎の中に一人きりという不思議な感覚を味わえる。
いいところなのに。 ちょっと歯痒く、ちょっとうれしい…

 

f:id:niigata-sanpo:20210222222107j:plain

f:id:niigata-sanpo:20210223131421j:plain

2階の窓からは弥彦山。季節によって変わっていく姿を子供たちは見ていたのでしょう。

 

うーん。好きな場所なので、つい長くなってしまった。(まだ階段と廊下だけ…)

 

f:id:niigata-sanpo:20210223162852j:plain


教室の中には学びの風景も残されている。
昔にタイムスリップしたような素敵な空間だ。
それはまた、次回に…