越後一宮、彌彦神社。
この桜が満開になると、あたりは一気に華やいだ雰囲気になる。
東参道側の入り口。
毎年、彌彦神社を訪れる人々を見事な桜が迎える。
桜、鳥居、弥彦山が全部見えるお気に入りの場所から撮影。
桜の向こうに弥彦山。
大きな木が並んで咲く光景は壮観。
この満開の風景を見ると「弥彦に春が来た」という気分になる。
この時期、神社は花見客で大賑わいなので、
参拝はせず、駐車場付近で桜の写真を撮って終わりにすることが多い。
(他の時期にたっぷり参拝させていただいてます)
梅は中国から来たものだが、桜は昔から日本にあった花。
年齢を重ねるにつれて桜がますます好きになってくる。不思議だ。
(あ、梅も好きですが)
以前、NHKの番組で桜の名前の語源を説明していた。
サクラの「サ」は田の神様、「クラ」は神様が鎮座する場所、を意味する。
つまり桜とは「田の神様が鎮座する木」ということ。
今のように正確な暦や気象観測もなかった時代、
人々は開花する桜の花を見て、「田植えの時期だぞ〜」という神様からの知らせを受け取っていた。
でも、2021年は神様、ちょっとフライングしてませんか…?
日本人の一番身近にあって、生活とともにあった桜。
そして、なにより美しい。
日本で記録に残る最初の花見は、
平安時代の812年、嵯峨天皇ということらしい。
彌彦神社に祀られている天香山命(あめのかごやまのみこと)も
きっと桜がお好きに違いない。
だって、毎年こんなにきれいに咲くのだから。