エドヒガンの巨樹が並ぶ山へ。
天気もいいし、こういう自然の中で、でっかい桜に囲まれているって、最高だ。
五泉市の小山田彼岸桜樹林。
春になると毎年のように来ているお気に入りの場所。
昔から花の名所として知られ、かつて山腹は1000本ものエドヒガン桜に覆われていて、
「花の吉野にまさるともおとらず」と称賛されたほどだったという。
現在残っているのは250本ほどだが、山道沿いに巨木が並ぶ景色は壮観だ。
今年は桜が早いので、
ここへ来る途中、街ではもうかなり散っていた…
ここは平地よりも少し遅れて咲くのだが、さてどうだろう。
残っていることを祈りながら、登山開始。
あ、この辺、熊います。 念のためクマ鈴をつけて出発！
登り始めは、杉林の急な道。新緑がまぶしい。
写真を撮りながら（休みながら）坂道を10分くらい登っていくと…
樹高20mはあるだろうか、エドヒガンの巨木が山道に沿うように現れる。
先を行く人の大きさと比べれば、その高さがわかる。
もう散り始めていて、少し残念。ちょっと遅かったようだ。（と言うより、今年は早く咲きすぎ…）
でも、天気がいいので気持ちがいい。どんどん行こう。
急な坂の脇に、立入禁止のロープに囲まれた場所が。
ここはシラネアオイを育てているエリア。
ちょうど咲いていたので、ちょっと休憩… 優しい色に癒された。
そして、急坂を登りきると…
東屋のある平坦な場所に到着。 山の中、青空に映える桜の広場だ。
苔むした大きな岩に花びらが散って。
満開ならば、それはそれは美しい場所なんです。
気持ちいい場所に来ると、そこでじっとしていたくなる。
東屋で少し休憩。 景色を楽しんでから、さらに奥へ。
山道に沿って桜の巨木は続く。
自然の山で生き抜いた力強い枝振りに繊細な花。ソメイヨシノとはまた違う美しさだ。
縦横無尽に伸びた枝に包み込まれるよう。
あたりを覆うように、頭上にも眼下にも桜の巨木が迫る。
斜面を登りきると… パッと視界が開ける！
彼岸桜樹林見学ルートの頂上、見晴らし抜群の広場に到着！
東屋もあって街や田んぼが一望できる。 気持ちがいいのでまた休憩…
さて、
いつもなら、この景色を見た後、ルートどおりに下っていくのだが、
以前から気になっていた道がある…
広場右手の杉林の中をさらに登っていく山道。
案内看板も一切無いので、どこへ続いているのかわからない。
いい天気で気分が良かったからか、桜がもう見頃を過ぎてしまっていたせいなのか、
この日は、好奇心が勝って、この道を登ってみることにした…
その道の先へ、続く。
