ちょっと上まで足を伸ばした帰り道。
陽が高くなって、少し明るくなった桜樹林の中を下りていく。
前回の続きです。
好奇心から、今まで行ったことのない道を「2つ目の鉄塔」まで登ってきたが、とても眺めがよくて気持ち良かった。
やっぱり初めての道は面白い。運動にもなったし。
日本酒の銘柄にもなっている(おいしい)人気の山、菅名岳まで続く道らしいが、
このルートは遠回りなのか、ほとんど人に会わなかった。
登り口に案内板も無かったので、かなりマイナールート… 失礼、
知る人ぞ知るルートなのかもしれない。
さて、続きを。
写真を撮りながら下りてきて、ようやく1つ目の鉄塔に到着。
のぼりません。(のぼれません)
杉林を下りていく。 木々の隙間から見えたかわいい若葉。
桜樹林見学ルート頂上の広場に無事帰還! 東屋でちょっと休憩。
いつもはここから見学コースを奥に進んで下りていくのだが、
それだともう桜樹林は見れない。
少し時間も経ったし、陽のあたり具合もまた変わったかな、と
来た道を戻って下りることにした。
午前中に登ってきた時より、少し明るくなった樹林。
太陽がまぶしい。
力強く伸びた幹、ぐねぐね広がる枝。
生命力あふれるこの樹林は、どこを見上げてもかっこいい。
東屋のある桜の広場まで戻ってきた。ここでもやっぱり休憩。(休んでばかり)
エドヒガンは長寿の桜だ。
日本全国には長寿の名桜がたくさんあるが、上位のほとんどはエドヒガン。
長寿日本一の山高神代桜(樹齢2000年・山梨県)をはじめ、
伊佐沢の久保桜、薬師桜(どちらも樹齢1200年・山形県)、
素桜神社の神代桜(樹齢1200年・長野県)、
臥龍桜(樹齢1100年・長野県)などなど…
1000年を超えるものがたくさんある。
ここのエドヒガンは、樹齢ではそれらに及ばないが、
その生命力は十分感じられて、歩いているこちらまで元気になってくる。
何より、これだけの本数の樹林になっているのが素晴らしい!
今年も気持ちよかった。元気をいただきました。
向かいの山の桜も日を浴びて。
もう散り始めていたのが残念だったが、
今回は初めての道も登れたし、天気も良く気持ちのいい散歩だった。
来年は、ぜひ満開の桜の下を歩きたい。