笹川家は14代300年以上に渡ってここで続いた名家。
新潟には豪農の館と呼ばれる大邸宅がいくつも残っているが、この旧笹川家住宅もそのひとつ。
なんだか落ち着くのは、人の暮らしの匂いが感じられるからだろうか。
土間からすぐ上がれる囲炉裏の間。冬は相当寒かったんでしょうね。
この日は、囲炉裏の間に大きなスクリーンが設置されていて、
笹川邸で撮影された「角兵衛獅子」と「かぐらin笹川邸」という郷土芸能の映像が流れていた。
素敵な空間で美しい映像と音を楽しめた。貸切上映!
大きなガラス戸から見える緑が鮮やか。
歪みに味があるギヤマン。古いガラスは今では貴重品。
光が差し込む明るい通路を進んでいくと、
一番奥にある「七畳(しちじょう)の間」。
8畳のうち1畳が床の間になっていて、当主の客間として使われていた。
7畳は切腹の間取りで、いざというときのために用意されたといわれている。 「いざ」って…
でも、ご安心を。 実際に切腹した人がいたという記録はないそうな。
ゆっくりと、もうちょっとだけ続く…