山の中で出会ったイワシの群れ。その数、約1,000匹!
まるで緑の水槽の中に入り込んだようだ。
ここは「廃材水族館」。
本来、捨てられるものたちが新たな形を与えられ、群れをなして泳いでいる。
山に囲まれた自然豊かな名水の里で、
全国名水百選にもなっているおいしい湧き水を目当てに、訪れる人が絶えない。
その公園内の施設「アトレとど」で、この「廃材水族館」が公開されている。
このたくさんの魚たちは、
不要になった木片、地元の織物工場で使われていた糸巻き、飲食店などで出たワインのコルクなどの廃材で作ったアート作品。
作者は地元在住の作家、加治聖哉(かじせいや)さん。
これがイワシの胴体になる糸巻きの軸。ここ栃尾の織物工場で使われていたもの。
飲食店などで集めたワインのコルク。1匹に1個使われている。
工務店などからもらった細かい木片や割り箸。
材料の大きさも形も違うので、一匹一匹に個性が。
規格品ではないので同じものがない。それぞれ見出すとキリがない。
それにしても1,000匹、よく作ったものだ…
ここにはイワシの群れ以外にも魚がいて…
続く。