NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

商売繁盛の龍神さま

 

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参道脇の板に描かれた大きな龍。
ギョロリとした目、天を泳ぐ力強い姿に、なんだかパワーをいただけそう。

 

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長岡市の山あい、蓬平温泉の奥に鎮座する「高龍神社」。
商売繁盛の神様として、県内外から参拝者が絶えない神社。数年ぶりに訪れた。

 

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山の奥に向かって車を走らせていくと、道をまたぐ大きな赤い鳥居。
そこから奥へ進むに連れてだんだん空気が澄んでいく。

 

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上に見えるのが高龍神社の一部。広く平坦な境内はない、ちょっとおもしろい立地。


山をくり抜くトンネル、山にへばりついているような土産物屋。
それらをぐるっと巻くように川が流れ、橋が架かっている。不思議な一体感は、何かの要塞のよう。

 

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土産物屋の中を通っていくと参道入り口。ちょっと秘密基地っぽい。
お供え物「参拝セット(500円)」がここで売っているらしい。(すいません、買ったことないもので)
セットの内容は、お神酒、ろうそく、そして生卵。
生卵は、高龍大神のお使いの白蛇様の好物だそうな。

 

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社殿へ続く階段の横には大きな龍の看板。なかなかの迫力。
「お供え物をケチっているヤツはおるまいの〜!」 (先へ急ごう)

 

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本殿へと続く階段。全部で118段。
神社の参道にしては、えっ!ここ!?  と思うほど狭くて急な階段が続いている。

 

でも、階段が苦手な人もご安心を。そのまま奥へ進んでいくと…

 

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神社としては珍しいエレベーター完備!(それでも途中までしか行けないのだが)

2004年の新潟県中越地震で、高龍神社も大きな被害を受けた。
氏子などからの寄附で復興した際、このエレベーターを設置。
朱色の柱に黄色のドアがちょっとかわいい。中から、龍じゃなくてミッフィーが出てきそう。

 

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復興の際に寄進してくれた人達の名前だろうか。壁にズラリと並んでいる。

 

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日頃の運動不足解消のためにも、ここは階段で。

 

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今はこのように頑丈に周りが覆われているが、
昔は、屋根も柱もない剥き出しの細い石段で、下の景色がスッカスカに見渡せた。
高いところが苦手な私は、足を踏み外さないよう、少し緊張して登った記憶がある。

 

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エレベーターで来た人も途中で合流。最後はやっぱり階段です。

 

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この神社は平らな部分が少ないため、階段の途中に手水場がある、ちょっと珍しい造り。
清らかな水が龍の口から出ている。

 

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ようやく社に到着。
神社が建てられたのは比較的新しく、大正時代になってからだが、
信仰は古く、南北朝時代からあったそう。

 

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実は、車を走らせている時には、「誰もいないかもしれないな〜」くらいに思っていたのだが、来て驚いた。
決して広くはない境内には、かなりの参拝者の姿があった。

 

ここは商売繁盛の神様。
コロナ禍で続く不景気で困っている人が、それだけ多いということかもしれない。
御朱印やお守りを買い求めるためか、ご祈祷を申し込むためか、小さな社務所には列ができていた。


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拝殿の中には壁にビッシリ名刺だらけの場所がある。
最初見たときは驚いたものだが、
昔から、参拝者が金運・商売繁盛の御利益を期待して、名刺を壁に挿していく風習があるらしい。

近年は、個人情報の取り扱いが厳しくなっているが、
まあ、偉い龍神様なので、ちゃんとしてくれるのでしょう。たぶん…

 

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昇り竜が巻きついた縁起がいい石柱。

 

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みんなの健康と、明るいご時世になることをお願いした後、
また狭くて急な階段を降りていきました。