しろ池から足を伸ばして、ブナ林の中を蛙池(がえろいけ)へ向かう。
色づいた葉が美しい、初めて歩く森の道。
ブナに囲まれて、ここまで歩いてきた森よりも深い感じ。こっちの道もいいなあ。
きのこ。美味しそうな雰囲気を漂わせているが、さてどうだろう。(獲りませんよ)
道を下っていくと、木々の間に蛙池(がえろいけ)が見えてきた。
ほとりに出られる場所があったので降りてみる。
いかにも自然にできたという感じで、こういう池もいい。まわりを歩く道は無さそう。
この時は知らなかったが、後で地図を見たら、なんと池の途中に県境が通っていた!
こんな小さな池なのに、こっちの岸は新潟県、一番奥の岸辺はお隣の長野県。
長野の皆さーん! いいお天気ですねー! って、誰もいませんが。
やや傾いてきた陽射しに照らされて。
グリーンシーズンに来たら、また違う景色が見れそうだ。
蛙池を後にして、遊歩道を進んで行く。初めての道は楽しい。
どこに出るのだろうと歩いていくと、見覚えのあるしろ池の前の広場に出た。
せっかくなので、最後にもう一度しろ池にご挨拶していこう。(真の目的はトイレ)
さっきより陽が傾いて、より静かな雰囲気のしろ池。秋の陽は速い。
さて、そろそろ帰ろうか。また来年。
透き通った水が池から流れていた。
帰りは舗装された道をのんびりと。
森の遊歩道よりも広くて視界が開けていて、ゆるい下りというのが帰り道にはもってこい。
足元にポツンと咲いていた花。他に咲いている花はないので、とても目立っていた。
美しい山を眺めながらてくてくと。視界がよく爽やかな風景が続く。
遠くにちょこんと見える雪をかぶった山。先日、笹ヶ峰から見えた山によく似ている。
見ている方向は違うが焼山だろうか?
傾いてきた陽が木々を照らす。
初めて紅葉の季節に来た「しろ池の森」。天気にも恵まれてとても気持ちのいい散歩だった。
緑の季節にまた来よう。
少し長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。