お屋敷の大広間の向こうには、陽を浴びる鮮やかな景色が。
大きなガラス窓から秋を楽しむ贅沢時間。
回廊のような廊下を進んでいくと、広さ93畳の大広間が現れる。
南山亭と呼ばれるこの大きな棟には家族が居住していた。
現在は大広間として公開しているが、当時は襖で仕切って部屋を使い分けていたらしい。
広いガラス窓。四季それぞれに楽しめる自然のギャラリー。
欄間には粋な意匠が施されている。
部屋を仕切って使っていたためか、照明の種類もいろいろ。それぞれにさりげない模様が。
お屋敷内の見学はここまで。
ここから外へ出て、回遊式の庭園「静月園」へ。
大きな銀杏の木も黄色く色づいて。
池に架かる苔むした橋。
前に訪れた時は、池に浮かんだモミジの模様が美しかったが、今回は見れなかった。
紫色の実をたくさんつけたムラサキシキブ。秋に似合うきれいな色だ。
見学路もそろそろ終わり。静かな散歩を楽しめた。
邸宅のすぐ前を流れる川には錦鯉が元気に泳いでいた。
赤、黄、オレンジ… 鯉もきれいな紅葉色。
雨に打たれ、風に飛ばされ、雪に埋もれて、土に戻っていく葉っぱ。
今年も楽しませてくれた葉っぱたちに感謝。来年の秋、また会えるのを楽しみに。
年も暮れようとしているこんな時期まで、
赤や黄色の写真にお付き合いいただき、ありがとうございました。(少し尻に火がつきました)
紹介しきれなかったものもありますが、紅葉はこれにて終了。そして今回が今年最後の記事となります。
一年間、ご覧いいただきありがとうございました。
良いお年を。