池に降った雪が凍っていた。
降ったり、凍ったり、溶けたりしながら、ゆっくり春はやってくる。
温室で南国気分を味わった後、冬景色の中へ。
さっきまでとは温度差25度。一瞬で南国から雪国へ。 保内公園の続きです。
この保内公園は自然の地形をそのまま利用していて、起伏が多くて、奥に広い。
雪が残る階段を降りていくと池がある。
池に降った雪が凍っていた。
なんてことはない池なのだが、まわりの枝越しに見える光景が素敵だったので、
少し楽しむことにした。
氷の凹凸がおもしろい模様に。水は凍っても美しい。
好きなアングルを探して、ファインダーを覗いて、シャッターを押す。
静かな池のほとりで、同じことを繰り返す時間。
ずっと似たような写真ばかり撮っている。でも気にならない。
気に入ったものが撮れたらもちろんうれしいが、こういう時、写真の出来栄えは二の次。
好きなものを無心で撮っている「時間」が楽しい。
レンズの向きを少し変えただけで見えるものが変わる。
ときどき陽が射すとまた印象も変わる。うーん、キリがない。
もし知らない人が見たら「あの人、あんな寂しい所でずっと何してるんだろう」って不審がられそうだ…
この池には鯉がたくさん住んでいる。
水が温むまで、今は池の底でじっとしているのだろう。姿は見えなかった。
誰もいない池のほとりでしばらく楽しんだ。やっぱり水辺は癒されます。
保内公園、もう１回だけ続きます…
