斜面に広がるカタクリの絨毯。
無数の春の妖精が陽を浴びて輝いていた。
村上市の「諸上寺(しょじょうじ)公園」へ。
目の前に日本海が広がる高台の公園。
いつもは静かな場所だが、春になると、シメイヨシノやピンクの八重桜が次々と咲き誇り、
花見客が多く訪れる。
でも、訪れたのは、まだ桜が咲く前の静かな日…
お目当てはカタクリ。
実はここ、斜面いっぱいに咲くカタクリの名所。
でも着いてみると、入り口付近はいつもより花が少なくて、人もほとんどいない。
「まだ早かったかな? それとも終わったのか?」と、
ちょっと心配になりながら歩いていく。
でも、進むにつれて花の数が増えてきた。
時期のせいなのか、時間のせいなのか、開き方が不揃いで数もやや少なめだったが、
今年も見れてひと安心。
春の妖精とも言われるカタクリ。優しいピンク色。
斜面に広がるカタクリの絨毯。春の陽を浴びて輝いていた。
斜面からは気持ちのいい景色が望める。
考えてみると、八重桜の時期に来たことはあるが、ここのソメイヨシノはまだ見たことがなかった。
桜が咲いたら、また素敵だろうなあ。来年はその時期もいいかな。
カタクリの絨毯を楽しんだ後、少し上がって尾根筋の道へ。
麓にある曹洞宗の古刹、公園の名前にもなっている「諸上寺」まで続く道だ。
天気もいいので、途中まで歩いてみることにした。
続く…