NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

静かにタムシバを

 

 

遊歩道を上がっていくと、白い花がたくさん咲いていた。
午後の光に照らされた花を見ながら、ほっと一息。

 

 

晴れた日の夕方、弥彦公園へ。

 

誰もいない遊歩道を登っていくと、白い花が目に入ってきた。
たくさんの花をつけていたのはタムシバ。(たぶん)

 

 

春の森で見かける白い花は、コブシ、モクレンタムシバ… 

似たような花がたくさんあって、植物の種類に疎い私には、はっきりとは言えないのだが、
たぶんタムシバ。 理由は… なんとなく… そう思ったから…

 

 

まるで洗いたてのような白い花びらが6枚。
花言葉は「友情」。純白で曇りがない花姿からといわれている。

 

咲いていたのは、遊歩道を少し登ったところ。誰も来ない小さな広場はとても静かだった。

 

 

タムシバの名の由来は、葉や枝を噛むと独特の甘みがあり、
山作業の合間に噛まれたことから、「噛む柴」が転じてタムシバになったとされる。
別名をニオイコブシ。花は香水の原料にもなるらしい。

 

 

よく見ると少しずつ形が違う… タムシバ…です…よね… (不安になっております)

 

 

明るい午後。白く輝く花たち。

 

 

静かな場所で花に癒されて、穏やかな時間を過ごせた。 さて、そろそろ帰ろうか。

 

大好きなトンネル。

 

 

実は、この日、公園内はこんな感じで…

 

そう、桜が見頃を迎えていたのだった!

 

 

この日、夕方になって外へ出てみると、
え……!? 桜が… 咲いてる…… 
ほんの数日前に開花のニュースを聞いたばかり。

 

弥彦公園に来てみれば、すっかり見頃になっていた! い、いつの間に…!
花見客もかなり出ている。

 

桜を見ながら歩き出したが、浦島太郎のような気分からどうしても抜け出せない。
シャッターを切っていても、なんだか気持ちがついてこない…

 

 

無性に静かな場所に身を置きたくなって、
気がつけば、花見客を避けるように、桜の木も無い遊歩道を登っていた。
そこで出会ったのが、タムシバだったというわけ。

 

桜は大好きなのに、おかしなもんです…

 

 

あっという間に桜が見頃を迎えた日。
おじさんのココロはちょっぴりデリケートなのだった。(ヘソ曲がりと言わないで)