桜は本当に種類が多い。
パッと見は同じような桜でも、よく見るとそれぞれに個性があって…。
50種類以上の桜が植えられている彌彦神社桜苑の続きです。
花の色、花びらの数、枝ぶり、雰囲気などなど… その微妙な違いを見ながらゆっくりと。
美しい名前の「白雪(しらゆき)」。 雪を思わせる真っ白な花。清楚で優しい感じ。
やや小ぶりのピンクの花が愛らしかった「八重紅彼岸(やえべにひがん)」。
染井吉野に似た白い花「天城吉野(あまぎよしの)」。「吉野」シリーズには「和」の雰囲気がありますね。
優しいピンクの「朱雀(すざく)」。
昔、京都の朱雀にあったのでこの名がついたといわれ、花がやや下向きに咲く。
こちらは「伊豆吉野(いずよしの)」。一重の白い花で、ちょっと可愛らしさがあった。
たくさんの花びらが陽に輝いていた「八重曙(やえあけぼの)」。
もう散ってしまった花も。かと思えば、まだ蕾の木もあって。
「薄墨(うすずみ)」。
岐阜県にある樹齢1500余年を誇る「根尾谷淡墨ザクラ」もこの種類なんでしょうか?
日本三大桜のうち、三春の「滝桜」は何度か見ているが、「山高神代桜」や「根尾谷淡墨ザクラ」もいつか見てみたい。
「駿河桜(するがざくら)」。 淡い紅色から白に変わっていく。
「明月(めいげつ)」。
花に名前をつけるのは楽しそうだが、かぶらないように、とか、案外大変な作業なのかもしれない。
なにしろ桜以外にも、椿や花菖蒲など多くの花木には、気の遠くなるような数の品種名がある。
ちなみに、椿にも「名月」という品種があります。(字が違う)
散った桜を眺めるように、スイセンの花。
神社のソメイヨシノは散っていて残念だったが、
代わりにたくさんの可愛い桜を楽しんだ。キリがないのでこのあたりで。