NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

水と森公園へ Ⅰ

 

 

天気のいい日、上越市の「大潟 水と森公園」へ。
鵜ノ池と朝日池という2つの池にまたがる自然豊かな場所。

 

 

実は、この日は別の目的地に向かって高速道路を走っていた。
ところが途中で、数日前から調子が悪かった腰がいきなり痛くなってきた。
パーキングエリアでトイレに行くのもシンドイくらい。
行きたかった場所を諦めて高速を降り、たまたま近くにあったこの公園に目的地を変更したというわけ。

 

「そんなに痛いなら帰ればいいのに」と言われそうですが、
「腰痛持ちのプロ」を自負する者としては(笑)、
長年培った豊富な経験から、痛みの具合と公園の地形を冷静に分析した結果、
痛み止めを飲めばなんとかもつと判断いたしました。
(飲み薬と座薬はいつもカメラバッグに入っています。なんたってプロですから…  情けないですね)

 

というわけで、ぎこちなくヨチヨチ撮り歩いたスナップです。 
(もし家でこの痛さだったら、間違いなく横になってます。バカですね)

 

 

去年の夏に来た時はセミの大合唱だったが、この日はまだ静か。
心地よい野鳥のさえずりを麻酔がわりに、ゆっくり進む。

 

 

エゴノキがたくさんの花をつけていた。
丸く白い実をつけるが、噛むと「えごい(えぐい)」ので、この名がついた。
別名「森のシャンデリア」。この呼び名は素敵ですね。

 

 

早い木はもう散り始めていた。ここはもうじき白い絨毯になる。

 

 

線路みたいな遊歩道。小さい電車に乗って森の中へ走って行きたい。(特に今日は)

 

 

マムシグサは独特の存在感。

 

 

昔は養鯉場だった池。去年ここで大きなライギョを見たのだが…

 

 

いました! 冬を越えた池の主は動かずにじっとしていた。

 

 

腰が痛い時は、正しい姿勢で、できるだけ重心移動をしないようにゆっくり歩く。(というか痛いので自然とそうなる)
池のほとりに咲いていたハルジオン。これくらいの背の高さの花はとてもツライ。
じゃあ撮らなきゃいいのに… と自分でも思うんですけど、おさんぽカメラマンの意地と言いましょうか…

 

 

「いくじ」と呼ばれる、数万年前の古い砂丘の地層。

 

 

まだ早い時期だったが、アジサイが少しだけ咲いていた。優しい色にほっとする。

 

 

♪春は菜の花 秋には桔梗 そしてあたしは いつも夜咲く アザミ〜 (今の人は分かりますかね)
花言葉は「独立、報復、厳格、触れないで」。 触れませんから、写真だけ撮らしてください。

 

 

大きな葉っぱで日光を集めるユズリハ
新しい葉が出ると古い葉が垂れ下がって場所を譲るので「譲葉」。

 

 

近年、この公園にはカッパの像が設置されるようになり、少しずつ増えているようだ。
無邪気な笑顔にちょっと和む。

 

 

気持ちのいい水辺の風景。

 

きれいな景色やかわいい花を見ていると気がまぎれて、痛みも和らぐような(気がする)。
痛み止めはもう効いているのかな…
ヨチヨチと散歩は後半へ…