NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

昆虫の王様といえば

 

 

昆虫大好き少年だった私にとって、昆虫の王様といえば、やっぱりカブトムシ。
体が大きく力持ち、立派な角を持ったヒーローだ。

 

 

休みの日、天気がいいのでどこかへ出かけようと調べていたら、
「カブトムシハウス」の文字に目が止まった。なんと素敵な響き…
夏休みになると毎日のように虫採りしていた懐かしい記憶がムクムクと。誘われるように行ってみた。

 

 

「カブトムシハウス」をやっていたのは、長岡市国営越後丘陵公園

里山の自然をそのまま活かした「里山フィールドミュージアム」のエリアへ。
ワクワクしながら坂道を登っていくと、

 

 

あっという間に「カブトムシハウス」に到着。
広さ8m×7m、高さ3mのネットの中に、カブトムシが数十匹、放されている。(「ブ」の字、裏返しですよ)

 

 

中に入ると、いたいた!
さすがに、自然の中で見つけた時のドキドキ感はないが、久しぶり見れて嬉しい。
もう連れて帰りたい!(持ち帰りは禁止です)

 

 

昆虫大好き少年だった頃、夏になると毎日のように虫採りをしていた。
チョウ、トンボ、バッタ… 中でも好きなのは甲虫の仲間。

 

彫刻作品のようなミヤマクワガタ、伝統工芸品のようなゴマダラカミキリ、宝石のようなアオカナブン……
もう、頬ずりしたくなるような虫がたくさん!(痛いのでしませんが)
その中で、ポピュラー過ぎるとはいえ、「昆虫の王」といえばやはりカブトムシ。

 

 

あらためて見ると、すごいカタチの虫だなあ… 

 

昔は、近所にドングリやクルミなど、お目当ての木がいくつかあって、自転車に乗って見てまわった。
家は平野部なので、捕まえるのはカブトムシやコクワガタがほとんど。
ごく稀にノコギリやヒラタ(クワガタです)が見つかると嬉しくて嬉しくて。
ミヤマは全然いなくて、山の近くに住んでいる人が羨ましかった。

 

 

立派なツノ。カチカチと音をたてながら戦う姿はとても力強い。

 

 

見よ、卓越したクライミングスキル! (あたりまえか)

 

 

昔はスイカの皮をやっていたものだが、いまどきの餌はゼリー。
なんかオシャレ… 栄養バランスもいいのだろうか。

 

 

そんなに美味いのか? モーレツに腹が減っているだけなのか?

 

 

子供の頃は、高い木の上にいるカブトムシも、光っているように見つけることができた。
そういう目はもう無くしてしまったか… (老眼だし)

 

久しぶりにカブトムシを間近で見れて嬉しかった。
さて、ちょっと森を歩いていこうか。

 

 

うっそうと茂った杉林や雑木林の中、いやしの森の散策道へ。
雰囲気もよくて好きな感じの道。 しかし…

 

この日は暑すぎた!

 

 

後で調べたら、この日の気温は36度!
アップダウンは緩やかなのだが、拭いても拭いても汗が噴き出してくる。
タオルを持ってこなかったので、ハンカチはもうビッショリ。

 

 

木の枝に吊るされた風鈴。 風もないので音もせず…

 

 

ハアハア息が上がって、シャツもズボンも汗で重たくなってきた。水は無い。
他に歩いている人は誰もいない。もしここで倒れたら見つけてもらえないだろう。
「熊注意!」の看板があったが、こんな暑さで出てくる熊がいたら、むしろ親近感を抱いてしまいそうだ…

 

いかん、さすがにこれ以上は危ない。引き返そう。

 

 

ヘロヘロで戻っている途中でも、何か目に止まるとレンズを向けてしまう。条件反射って恐ろしい。
もう! 立ち止まるなよー、と自分に腹を立てながら、早々にシャッターを切って(撮るんだ)、また歩き出す。

 

 

自然の中にいるカブトムシなら、こんな時間は土の中で休んでます。

 

 

分かれ道で「里山交流館 えちごにあん」の文字が目に留まった。
いつものように下調べ不足で、どんな施設か知らないが、とりあえず水分補給や休憩はできるはず… 

そ、そこへ行こう。 続く…