秋の七草の一つとして古くから親しまれている桔梗。美しい紫の花がちょうど満開だった。
越後丘陵公園の続きです。
カブトムシを見た後、暑さでヘロヘロになりながらたどり着いたのは「里山交流館 えちごにあん」。
里山の自然を学べる施設らしい。
その屋上で、数百株の桔梗がちょうど見頃を迎えていた。こんなにたくさんの桔梗を見たのは初めてだった。
古くから秋の七草として数えられる桔梗だが、咲くのは夏。
青紫の花は凛として美しい。
余談だが、秋の七草の簡単な覚え方は「おすきなふくは」。
「おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ」の頭文字をつなげたもの。
誰が考えたのか、覚えやすいですね。
桔梗の花言葉は「永遠の愛」「気品」「誠実」など。
紫に混じって、白い花もわずかに咲いていた。
花言葉は色によっても変わるようで、白い桔梗は「清楚」「従順」。
建物の中に入ると、す、涼し〜! 生き返った…
思ったより広くてきれいな施設だ。
壁面には里山の自然を学べるパネルが並んでいる。
学習・休憩スペース。この日も家族連れが10組ほど集まっていた。
魚、カエル、サンショウウオなどの水槽が並ぶ、水辺の生きものの展示コーナーも。
じーっと目が合ったカエル。
樹齢72年の杉の切り株が展示してあった。
1945年の長岡大空襲、終戦の年に生まれ、中越地震、中越沖地震と経験してきた木。
文字どおり、歴史を刻んできた年輪だ。
入り口に置いてあった熊鈴。自然が豊かな証拠と喜ぶべきか…
暑くてヘロヘロになっていたので、ここはまさにオアシスだった。
水で顔を洗い、ゆっくりクールダウンしてから駐車場へ。(外に出たらまた汗だくになったが…)
初めて来た越後丘陵公園の里山エリア。
カブトムシも見れたし、たくさんの桔梗も美しかった。
途中で断念した森の道も、今度はもっと涼しい季節に歩いてみたい。
それにしても暑かった… ふう…