早出川の支流、仙見川。
山の木々に囲まれて、思わず深呼吸したくなる道。前回の続きです。
砂防ダムのまわりで楽しんだ後は、仙見川沿いに奥へ。
山から流れてくる澄んだ水がいろいろな表情を見せてくれる。
いつもの川沿いの道をてくてくと。
まわりは深い森。澄んだ空気が気持ちいい。聴こえるのは鳥のさえずりと水の音だけ…
透明な水は川底の色によって表情を変える。
河原に降りて水の近くへ行ってみよう。
低い位置から撮りたい時、固定式モニターはどうせ見えないので見ない。(老眼だもの)
いつものように手を伸ばして、当てずっぽうでカシャカシャ…
撮っても撮っても思った構図にならなくて、それを面白がっている自分がいる。
うん、楽しめればいいや。(こういう負け惜しみもアマチュアの特権です)
水はわずかに緑がかったようにも見える。底の石がキラキラして美しい。
道の一番奥まで行くと、川の様子は一変する。
ここから先が「長瀞」と言われる場所。やや深くて傾斜も緩いので、水は音もなく流れてくる。
鏡のような水面は、本当に流れているのかと思うほど。
残念ながら道はここまで。
波ひとつない水面。ゆっくりと動いている水は、ずっと見ていられる。
その静かな流れが河原へ落ちていく。水は、突然、音を立て飛沫を上げる。
息を大きく吸ってマイナスイオンを大量摂取。
ここに来るとつい長居をしてしまう。綺麗な水をたっぷり見れたし、そろそろ帰ろう。
途中、水たまりを覗くのは、いつものルーティーン。
マイナスイオンに満ちた空気、鳥のさえずり、水の音…
見て、聴いて、嗅いで、触って、そして撮って。たっぷり癒された仙見川でした。