NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

ある海辺の風景

 

 

荒々しい岩と草原のような緑。
海沿いなのに、まるで高い山にいるような景色が広がっている。

 

 

越後平野の真ん中、海岸線にそびえる弥彦山や角田山の山系。
山裾はそのまま日本海へ落ちていく。
その海岸線を走る道路は、佐渡を眺める爽快なドライブコース。

 

 

昔は「越後七浦シーサイドライン(越後七浦有料道路)」という約14kmの有料道路だった。
真っ青な日本海の美しさとともに、数々の奇岩が造り出した景勝が続く。若い頃、よくドライブしたなあ。

 

 

角田浜からほど近い「雷岩」の近くに、山の上にいるような景色が広がっている。
高い樹木がなく、溶岩のような黒い岩肌と草原のような緑は、なんだか森林限界の風景のよう。

 

 

この岩山の奥は、標高 482m の角田山。
東西南北から登れる人気の山で、公式の登山コースが7つもある。
それ以外にも非公式(?)な登り口がいくつかあって、ここから山頂を目指すのが、知る人ぞ知る「雷岩コース」。

 

この岩山の真ん中あたりから登るらしいが、超ハードなので初心者は避けたほうがいいらしい。
なんか… そんな感じはする… (景色は素晴らしいけど)

 

 

奥の方に小さな滝が見える。冬には氷瀑になるらしい。登山道はこの脇を登っていくのかな。

 

 

さて、海岸へ出てみよう… と思ったのだが、あれ…?
道路をくぐって浜へ出るトンネルに柵があって通れない… 昔は行けたのに…
ならばと、上の道路を横切って反対側から海へ降りようとしたが、そちらもロープが張ってあり、断念。
今はこの浜へは降りれないようだ。

 

仕方なく道路の上から海を眺める。

 

 

海に突き出ているこの岩が「雷岩」。
名前の由来はわからないが、上空から見ると、薄くて刃物のような形をしている。

 

 

雷岩の上の飛び出た部分。熊が身を乗り出しているように見えませんか?
最初見たときに、プーさんみたいと思ってしまったので、何度見てもプーさんにしか見えなくなった。(笑)
角田浜方向から車を走らせてくると、遠くからでもプーさんが見えます。

 

 

雷岩のすぐ脇にある小さな砂浜。

 

40年ほど前にここで遊んだ思い出がある。
当時大学生だった私は、夏休みに友人と4人でバイクで北海道へ行こうと計画を立て、その一泊目が私の実家だった。
せっかくなので海水浴に行こうと、他県から来た友人達を連れてきたのがこの浜だった。
まわりに立派な海水浴場はあるのだが、あまり人の来ない綺麗な浜だと知っていたのでここにした。
海面と岩の隙間から光が射す「青の洞窟」みたいな場所や、
雷岩をくぐる手掘りの細いトンネルもあって、狭い浜が自分達だけのプライベートビーチのようで楽しかった。

 

 

久しぶりに、その懐かしい浜を歩こうかと来てみたのだが、入れないとは…  残念。

 

ちなみに、その時の北海道ツーリングはどうなったかというと、
バイク4台中、2台が原付という無謀な4人組は、
新潟から山形〜秋田〜青森と、野宿をしながら走り抜け、青函連絡船に乗って北海道へ無事に上陸。
さあ、広大な大地の旅の始まりだ…  と、ここまでは良かった。
不運なことに、その年、北海道に記録的な被害をもたらした台風と鉢合わせ!
あまりの悪天候に途中で断念し、涙のUターン…
道路がすべて川になった札幌の街を走り抜け(よくエンストしなかったな)、命からがら帰って来ることに…

今となってはすべて楽しい思い出です。

 

 

雷岩の反対、角田岬方向を眺める。
遠くに見える手掘りのトンネルには、立入禁止の看板が立っていた。
その先にも道が見えるが、この辺りには、岩を削って造った道やトンネルがずっと続いている。
現在では経年劣化で危険な場所も多いため、そこへ行かないように、この浜にも降りれないようにしたのかも知れない。

海岸にはたくさんの漂着物がそのままになっていた。

 

 

潮風に吹かれて遠くから浜を見ていると、
青春の思い出が、引いては寄せる波のように…  なんてね。