NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

秋の笹ヶ峰を行く Ⅱ

 

 

笹ヶ峰高原の紅葉散歩。
清水ヶ池に流れ込む小川に沿って湧水地の方へ歩いていく。

 

 

清水ヶ池に流れ込んでいる小川。水はとても澄んでいる。

 

高い山々に囲まれた笹ヶ峰高原は、湧き水が豊富。この小川は一番奥の水源地から流れてきたもの。
流れに沿って「宇棚(うだな)の清水」へ向かう。

 

 

川のせせらぎを聴きながら、広葉樹の森を。

 

 

なんだか可愛いシワシワのモミジ。

 

 

途中にある老木。中は空洞だらけで満身創痍。
来る度に空洞の広がりが心配になるが、上の方にはまだちゃんと葉をつけている。
その姿にいつも勇気付けられる。

 

 

流れる音まで綺麗な気がする澄んだ水。

 

 

歩くコースはいつもだいたい同じ。
総距離10kmほどもある笹ヶ峰森林セラピーロードの中でも、
美味しいとこだけちゃっかりまわる、2〜3kmのお手軽コース。
景色がどんどん変化して、どこを歩いていても美しい道。

 

 

木の隙間から光が射して、スポットライトのよう。陽の当たる場所がみるみる変わっていく。

 

 

平成の名水100選「宇棚の清水」の水汲み場に到着。
湧出元はさらに奥にあって簡単には行けないが、そこから噴出した水が流れてくる。
水量は豊富で、昭和44年まで水力発電に使われていたという。

 

 

清らかな水は夏でも水温6度。

 

 

湧き水は小川となって、先ほどの清水ヶ池へ流れていく。池が澄んでいたのはこの水のおかげ。

 

 

キラキラと輝く水。喉を潤し、水の音を聴きながらしばし休憩。

 

さて、そろそろ戻ろう。
帰りは牧場の中を横切って。

 

 

青い空、緑の牧草、オレンジ色の木々。遠くの山々も美しい。

 

 

短い秋の陽を楽しむように、牛たちはのんびり。
ここでは毎年5月下旬から10月下旬まで、県内各地の農家から預かった牛を放牧している。
もうじき、それぞれの飼い主のもとへ帰っていく。

 

 

紅葉のアーチの下を。

 

 

少しずつ陽も傾いて。

 

 

散歩の基点、グリーンハウスはもうすぐ。今日も気持ちよかったなあ。

 

 

帰り道。別の場所から見た笹ヶ峰高原。
秋の陽を浴びた伸びやかな景色。あらためて美しい場所だと思った。

 

今シーズン最初の紅葉。天気も良く気持ちのいい一日だった。
ほどよい疲れを感じながら、くねくね道を麓へ向かって下りて行った。