200メートル以上もある巨大な火山岩がそそり立つ八木ヶ鼻。
光に照らされた岩肌が神々しい。
あけましておめでとうございます。
早いもので、ブログを始めてから三度目の正月を迎えました。
冬の新潟は散歩の機会がめっきり減ってしまいます。
昨年の記事がまだいくつも残っているので、しばらくそれでいこうと思っています。
昨年はムリヤリ年末に紅葉を終わらせましたが、もう無理はしないことにしました(笑)。
ますますマイペースになっていきますが、どうぞ温かい目でお付き合いください。
この急峻な岩壁は、約600万年前の海底火山活動でできた海底溶岩ドームの中心部らしい。
つまり、太古の昔は海の底にあったもの。
今は地元のシンボル的存在で、新潟県景勝100選にも選ばれている。
秋晴れの日、八木ヶ鼻がよく見える公園があると知って出かけた先は、
五十嵐川沿いにある「リバーパーク八木ヶ鼻」。
入り口はちょっとわかりづらいが、静かで気持ちのいい公園だった。
目の前には八木ヶ鼻。
テントを張って、チェアーに座ってコーヒーなど飲んでいる人の姿も。
天気もいいし、この景色を眺めながら飲んでいるコーヒーがものすごく美味そうだった。
トイレも秋の装い(笑)
脇を流れているのは五十嵐川。
公園の一番奥までいくと、川と八木ヶ鼻がきれいに見えた。
対岸に見える駐車場からは登山道があって頂上へ登ることもできる。
数年前に妻と二人で登ったことがあるが、
頂上手前で、まだ新しい何かのオシッコの跡を見つけて引き返したことがある。
このあたりは熊出没地域なので念のため。下っていく妻の速かったこと(笑)
追記(9時間後):
アップした記事を読んだ妻から、見たのは「オシッコ」ではなく、「フン」と「木についた爪痕」だったと指摘がありました。
「ここは縄張りだから行ってはいけない!」と思い、怯えながら下りていったという証言は、私の曖昧な記憶よりも信憑性がありました。(妻に)お詫びして訂正させていただきます。 よほど怖かったんだな…(笑)
錦を纏った絶壁。
この荒々しい岩壁には、昔からハヤブサが生息していて、
江戸時代より「八木鷹」と呼ばれ、神の使いとして崇められていたそうな。
内陸での繁殖は非常に珍しく、「ハヤブサ繁殖地」として県天然記念物に指定されている。
橋のように見えるのは、人は渡れない水道橋。これが吊り橋だったら最高だなあ。
紅葉を映す川には水鳥が気持ちよさそうに。
公園を後にしてやってきたのは、すぐ下流にある八木橋。
橋の上からは、静かな川とそそり立つ八木ヶ鼻がきれいに見える。
撮影していると一羽のサギがやってきた。音もなく舞う姿がなんとも気持ち良さそうで、しばし見とれた。
橋から下流方向を望む。
アユ、サクラマス、カジカなど、きれいな水を好む魚が棲む五十嵐川。
この橋から下流400mは禁猟区。そして街へと流れていく。
久しぶりの八木ヶ鼻は錦を纏ってきれいだった。
陽も傾いてきたが、この橋のすぐ脇にある神社に寄って行こうかな。
てな感じで、ゆる〜くスタートしましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。