NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

北陸紀行③ 〜ゆのくにの森〜

 

 

昨年11月中旬に行ってきた「石川・福井」の2泊3日の旅行記
那谷寺を後にして、次に向かったのは同じ小松市にある「ゆのくにの森」。

 

 

那谷寺で日本的な美しさをたっぷり楽しんだ後、宿へ向かうにはまだ時間があったので、
同じ小松市にある「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」へ。

13万坪の広大な敷地に、北陸の江戸・明治時代の古民家を移築した伝統工芸のテーマパークで、
加賀友禅九谷焼など、50種類以上の体験も楽しめる。

 

実は、10年程前にも訪れて、九谷焼の「ろくろ回し体験」をしたことがある。

 

 

これはその時に撮った写真。妻がご飯茶碗を作っているところ。
途中ぐねぐねになったりしたが、どうにかリカバリー。
妻はこの茶碗をとても気に入ってずっと使っていたが、残念なことに先日とうとうヒビが入ってしまった…
今は、これも自分が作った会津慶山焼の茶碗を使っている。やっぱり自分が作ったものは愛着が湧くもの。

 


私がその時作ったのはこんなぐい呑み。縦長にして酒がたくさん入るようにした(笑)
今だに健在だが、最近は佐渡で作った無名異焼で呑んでいるので、あまり出番がない… 
ろくろ回しは何度か体験しているが、土の感触はなんともいえず心地いい。

 

10年ぶりの園内をさっそく散策。
今回はあまり時間もないので、さらっと入り口に近いエリアだけまわることに。

 

 

まずは「伝統美術の館」へ。
茅葺き二階建ての建物は、明治初期に建てられた福井県の庄屋屋敷を移築したもの。

 

 

中に入ると、太い梁、漆喰の壁、柔らかな照明や品のいい調度品… 
手入れが行き届いた日本家屋は居心地がいい。

 

 

映えスポットも和風だと落ち着きがあっていいですね。

 

 

江戸時代の古九谷の貴重な美術品がたくさん展示されていた。
一点一点ゆっくり見たかったが、あまり時間もない。後ろ髪を引かれながら先へ。

 

 

販売コーナーでは、誘惑と戦いました…

 

 

「輪島塗の館」の前にある休憩スポット「森のテラス」。

 

 

時間があれば、こんなところで景色を眺めて過ごすのもいいなあ。

 

 

美しい友禅の世界を体験できる「友禅の館」。
かわいい友禅小物やハンカチなどの商品も販売している。
型染体験などもやっていて、外国から来たグループが挑戦中だった。

 

 

館前の小川には風情ある友禅流しが。清らかな流れに赤がよく映えて。

 

 

古民家が立ち並ぶ落ち着いた園内。ところどころに映えスポットがあるのがイマドキですね。
平日の午後なので、もったいないくらい静か。

しかしそろそろタイムリミット。残念だがこのあたりで引き返そう。

 

 

出口へ向かう途中、「ぜんざい」の看板の誘惑に妻が負けてしまったので休憩。

 

 

10年ぶりに訪れた「ゆのくにの森」。
広大な敷地にはまだまだ多くの館があって、
美術工芸が好きな方なら何時間でもいられるテーマパークだが、今回は時間の都合で入り口付近だけだった。
また機会があればゆっくり見たいと思う。

 

さて、そろそろ最初の宿泊地、加賀温泉郷のひとつ山中温泉へ。
2泊3日の北陸旅行。こんな調子でまだまだ続きます…