懐かしい母校を訪れるのが目的だった昨年11月の金沢旅行。
前日に二代目、三代目の校舎を見たので、最後は初代校舎として使われた赤レンガ倉庫へ。
石浦神社から広坂を登って本多の森公園へ。
昔は、加賀藩の筆頭家老本多家の武家屋敷が軒をつらねていたあたりで、
今は多くの文化財や文化施設が立ち並ぶ、緑多き文化エリアになっている。
戦後は、母校、金沢市立美術工芸大学の学校用地だった。
ひときわ目を引くアンティークな建物は国立工芸館。
皇居外苑の北の丸公園にあった東京国立近代美術館工芸館が移転してきたもので、
日本海側で初めての国立のミュージアムなんだとか。初めて見たが、ずいぶん立派だなあ。
この日は秋の連休ということもあって、飲食店など多くのテントが出ていた。
広場の奥に並ぶ3棟の赤レンガの建物が、この日のお目当て、母校の初代校舎。
現在は「いしかわ赤レンガミュージアム」として、石川県立歴史博物館と加賀本多博物館になっている。
もともと旧陸軍の兵器庫として建設され、戦後は金沢美大の初代校舎として使われた。
明治末期から大正初期にかけて建てられたもので重要文化財。ノスタルジックで重厚な外観。
兵器庫だったり、刑務所の跡地だったり(私が学んだ二代目校舎のこと)、
なぜか物騒な場所に建つ我が母校…(笑)
建物の中へ。
昨年秋の金沢、ようやく次でラストです…