NIIGATAさんぽびと

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金沢へ⑤ 〜石浦神社から広坂を〜

 

 

まるで藤棚のように結ばれた石浦神社のおみくじ。
最終日にちょっとだけ観光した金沢です。

 

 

昨年11月始めの連休、北陸地方はこの時期とは思えぬほどの陽気だった。
懐かしい母校を見た翌日も、朝から青空が広がっていた。
ホテルをチェックアウトして、金沢21世紀美術館に車を入れ、帰路に着くまでの短い時間でちょっと散策。

 

今回の旅は、取り壊しが決まった母校を見ることと同窓会が目的だった。
前日に二代目の母校と三代目の新校舎も見れたので、残るは初代の赤レンガ。
何度か行ったことはあるのだが、
今回は、三世代すべての校舎が見れる最初で最後のタイミングだったので、
せっかくだから3箇所すべて制覇することにした。

 

 

今回は21世紀美術館はパスして、広場のオブジェを眺めながら百万石通りへ。

 

 

道の向こう側に見えるのは、石川県政記念しいのき迎賓館。今度来たら、ゆっくり見てみたい場所。

 

 

広坂交差点。
向かいの兼六園はもう雪吊りされていた。

 

前日、私と別行動だった妻は、兼六園金沢城尾山神社武家屋敷と回ってきたという。
季節外れの暑さと人の多さにヘロヘロになったようで、
「足が棒になったー!!」とホテルでぐったりしていた。よくがんばりました(笑)
今日はちょこっと散歩したら、新潟へ帰りましょう。

 

 

広坂交差点の角にある石浦神社。
古墳時代に草創された金沢最古の神社で、最近は縁結びのパワースポットとして、特に女性に人気らしい。
兼六園21世紀美術館が目の前という立地の良さもあって、年間で約50万人が訪れるという。

 

 

きれいな花手水。月に2回、巫女さんが組み合わせを考えて季節の花を浮かべているのだとか。

 

 

願いを込めて結ばれたおみくじがぎっしり。満開の藤棚のよう。

 

 

おみくじの柄はかわいい水玉。お守りや御朱印帳も水玉模様なんだとか。
この神社に参拝すると「何事も丸くきまる」というのがキャッチフレーズらしく、とにかく「丸」オシの神社。

 

 

本殿の脇にある小さな広坂稲荷神社。なるほど飾り付けられた提灯も「丸」ですな…
右側に写っている見事な彫刻は「逆さ狛犬」というそうな。
左側のユルそうな犬は石浦神社のマスコットキャラ「きまちゃん」。
「何事も丸くきまる」からその名がついたらしい。神社にもゆるキャラがいる時代である。

 

 

絵馬もまん丸。きまちゃん入り。

 

 

令和元年に造られた101基の朱塗りの鳥居。
101は「繁栄」を表す数字とされ、総延長は50m。
途中から二手に分かれていて、上から見ると「人」の字に見えるらしい。
材料はすべて県内産のケヤキが使われている。

 

 

さてそろそろ先へ。境内を抜けて広坂を上がっていこう。

 

 

香林坊から兼六園に向かって一直線に伸びる百万石通り。
人や車で賑やかな道だが、
兼六園の真弓坂口がある広坂交差点から先は、急に人通りや車の往来が少なくなる。
広坂と呼ばれる静かな道。

 

坂を登りきると、緑豊かな「本多の森」エリア。

 

 

まず目に入る木造平家建ての洋館は、石川県立美術館広坂別館。
元々は、1922年(大正11年)に旧陸軍第九師団の師団長の官舎として建設されたもの。
ちょっと中へ入ってみた。

 

 

屋根には日本風の瓦が使われているが、中に入るとヨーロッパのエッセンスが感じられる。
天井の照明は、大正時代に使われていたものがそのまま。
レースのカーテンに光が射してきれいだった。

 

 

さて、いよいよ今日の目的地「いしかわ赤レンガミュージアム」へ。
金沢、もう少しだけ続きます…