NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

金沢へ④ 〜石川県立図書館から金沢美大新校舎へ〜

 

 

円形劇場のような美しい図書館。渦のように並んだ本に囲まれて。
石川県立図書館の続きです。

 

 

この図書館は閲覧エリアでもおしゃべりOK。(もちろん常識の範囲内で)
カメラをぶら下げてぐるっと歩いたが、館内は終始静かだった。そりゃそうでしょう、図書館だもの。

 

 

円形閲覧空間グレートホールの最上部、リングと呼ばれる回廊は1周約160m。

 

 

読書の趣味もなく、図書館へ出かけることもない私にとって、
これほどの本の渦に囲まれているのは、非日常の世界。
一歩一歩進むごとに、自分がどんどん賢くなっていくような…  ええ、気のせいです。

 

 

通路の脇に開けられた「本との出会いの窓」。
一窓一窓、その本にあうディスプレーがされていて、通るだけで思いがけない一冊と出会える。

 

 

円形閲覧空間の外側にもいくつか部屋があって、分類別図書がぎっしり。

 

 

図書検索や貸出のセルフステーションも各所に。

 

 

文化交流エリアにある「だんだん広場」。
広場をガラスの壁で間仕切ることで、講演会や音楽会、上映会などに利用できる。

 

 

色や形の違う席がランダムに配置され、天井は木のぬくもりが優しく、とても美しい。
イベントがない時は自由に開放されているらしい。

 

 

一人になりたいとか、集中したいとか、寛ぎたいとか、
読書が目的でなくても、ここに来ればその日の気分に合った場所が見つかる…
さすが文化のまち金沢、一味違う図書館だった。

 

さて、図書館のすぐ目の前にできた、我が金沢美大の新校舎を覗いてみよう。

 

 

2023年10月、引っ越してきたばかりの新校舎。
真新しい校舎は明るい雰囲気。さすがに旧校舎とは違うなあ…
延べ床面積も約1.3倍に広がったらしい。

 

 

ちょうどこの日は、毎年恒例の美大祭が開催されていて、たくさんの人で賑わっていた。
新校舎に移って初めての美大祭。2023のテーマは「New__!」。
さっき見てきた旧校舎のイベント名は「金沢美大 引っ越しだよ!全員集合」。
ネーミングの時代感…(笑)

 

 

メインストリートは一部がガラス屋根で覆われ、
建物もガラス窓が広くとられていて、光あふれる明るいキャンパス。雨や雪が多い北陸ではありがたい。
どこかのショッピングモールのようだ。

 

 

どこに何があるのか調べないまま、キャンパスの中をぐるぐる。
人が多くて写真はほとんど撮らなかったが、たくさんの作品展示や、賑やかな模擬店など、
今の学生の熱気を感じた。
自分の頃と比べると、なんというかすべてがオシャレ…

 

 

これから新しい歴史を刻んでいく新校舎。
たくさんの若者がここで素晴らしい時間を過ごし、巣立っていくのだろう。

 

この日の夜は、金沢市内で4年ぶりの同窓会。
巣立ってからもう40年以上経っている面々が(笑)、大勢集まって楽しい時間を過ごした。
料理もお酒も美味しゅうございました。

昨年11月に訪れた金沢、もう少し続きます…