NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

北方文化博物館へ Ⅱ

 

 

藤棚を楽しんだあと、奥の方へ。
8,800坪もある越後随一の豪農のお屋敷は、とても全部は見れないが、まわりを少しだけ散歩。

 

 

みそ蔵(今は予約制の食事処)の脇を抜けて歩いていくと、
古民家や離れの建物が並んでいる。

 

 

茅葺屋根の古民家が2棟。
それぞれ県内の違う地域から移築されたもの。

 

 

お隣にある大地主の大邸宅と比べれば、とても質素な造りだが、
古民家の中に入ると、なんだか落ち着く。

 

 

伐採された赤松の幹の空洞の中に、「大日如来像」が安置されていた。

 

この庭の中心にそびえ立っていた樹齢350年の赤松が、
枝枯れとともに中が空洞化してしまい、伐採することに。
当主が「自分の代で伐採することになり申し訳ない。
せめてこの赤松で如来様を造り、安置することがご先祖への供養になる」
と、幹の下の部分を祠として残したらしい。

静かに祈るような優しい表情がとても印象的だった。

 

 

敷地内には藤以外にも季節の花が。

 

 

藤棚のまわりや屋敷の中は人が多いので、あまり人が行かない正面玄関の前庭の方へ。

 

 

奥に見えるのが、お屋敷の表玄関。

家の人の普段の出入り口ではなかったかもしれないが、
もし自分が仕事から帰ってきて、庭を通って「ただいま〜」とこの玄関に入っていくとしたら…
毎日どんな心持ちなんでしょうか。(うーん、ピンときませんね。庶民ですね)

 

 

青々としたもみじが美しい。紅葉も良さそう。

 

 

奥へ歩いていくと、ひときわ大きな木が。
幹回り5m、樹齢400年以上のイトヒバの巨木。太い枝からすごい生命力を感じた。

 

この時期は人も多いので、屋敷の中の見学は次の機会に。
藤棚の下を通って戻るとしよう。

 

 

藤棚の脇には土産物屋や食事処が並んでいる。
さて、藤も庭も見たし、花見のあとは日本酒でも買って帰ろうか… (庶民は2本買ったとさ)

 

 

車に戻る途中に咲いていた白藤。白も清楚でいいですね。