NIIGATAさんぽびと

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冬の笹川邸へ Ⅱ

 

 

窓から入る柔らかな光。ぼんぼりの暖かな色に照らされて、雛人形が飾られていた。
笹川邸の続きです。

 

 

静かな縁側で、時折ちらちら降ってくる雪を眺める。

 

 

庭の塀の瓦にあるのは、武田氏の紋「武田菱」。
笹川家が武田氏の一族だった証で、いろいろな場所に使われている。
安土桃山時代に長野県からここに移住してきて以来、
1970(昭和45)年に最期の当主がこの地を離れるまで、14代300年以上にわたって続いた名家。

 

 

夏の暑さも、冬の冷たさも取り入れてきた日本家屋。
体も冷えるが、ここにいる時間がとても贅沢に思えてくる。

 

 

縁側の奥には、藩主などの来賓専用の「上(かみ)便所」。
便器の下にもみ殻を敷き詰めた箱があって、1回使うごとに取り換えていたらしい。

 

 

玄関の土間から上がれる囲炉裏の間。

 

 

冬の寒い日は火がありがたかっただろう。

 

 

廊下を通って、奥の方へ。

 

 

冬の光が差し込む廊下。

 

 

茶の間に立派な雛人形が飾られていた。ちょっとほっこり。

 

 

七段飾りのお雛様。
以前うちにもあったが、とにかくパーツが多く、飾るのも片付けるのもひと仕事だった。
今は場所を取らない小さいタイプが主流のようですが。

 

 

お雛様はこういう日本家屋がやっぱりよく似合う。

 

 

のんびりと、もう一回続きます…