NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

冬の笹川邸へ Ⅲ

 

 

光をたっぷり取り込む廊下。伸びやかで心地いい空間。
笹川邸ラストです。

 

 

茶の間のお雛様でほっこりした後、奥の南廊下へ。
ここは一番明るい廊下。冬囲いがされているが、それでも光がふんだんに入る。

 

 

廊下に面したこの部屋は、見学者の休憩室になっているようだ。
戸を開け放しているので暖かいとは言えないが、ホットカーペットで足元はポカポカ!
悴んでいた足先に、文明の力がありがたい。

 

 

ここで撮影された写真が並んでいた。こういうお屋敷にはやっぱり着物がよく似合う。

 

 

小さな階段を上がっていくと、秘密基地のような「子供部屋」。

 

 

奥の土蔵に続く廊下。

 

 

さて、裏の方へ行ってみよう。

 

 

途中、勝手場の中を覗く。南天の赤い実がきれいだった。

 

 

たくさんの人の食事を作っていた勝手場。
火を焚いていたから、少しは暖かかったのだろうか。

 

 

米蔵や土蔵が並び、ちょっとした街並みのよう。

 

 

色を失っても姿をとどめるアジサイ。こんなに咲いていたかなあ、と思うほどの存在感。

 

 

見学コースの途中にある花壇はまだ雪の中。
地元の味方中学校の生徒と地元の協議会が一緒に造り上げた憩いのスペース。
今年もきれいな花をたくさん咲かせてくれるでしょう。

 

 

竹林の脇を抜け、庭の門をくぐると立派な建物が。
地元、旧味方(あじかた)村出身の二人の名誉村民を称える「曽我・平澤記念館」。

 

 

建物と向かい合わせに二人の銅像が建てられている。
奥が、宗教学者、曽我量深(そがりょうじん)。
手前が、脳神経解剖学の世界的権威、平澤興(ひらさわこう)。
同じ故郷で生まれた、ジャンルがまったく違う二人の偉人。

 

 

庭の池にも雪が積もって。

 

 

いつも静かな場所だが、この時期になると、なおのこと訪れる人は少なくなる。
この日は2時間程いたが、他に見学者はなく、静かなひとときを過ごした。
寒かったが、それもまた冬の新潟。