たくさんの子供達が学び遊んだ校舎。
リノベーションされて今も残る島田小学校の続きです。
廊下を歩いていると、ふいに、綺麗なお嬢さんが…
などという展開があるはずもなく、
これは奥の部屋に展示されていた写真で、2013 年に公開された映画「ゆめのかよいじ」のワンシーン。
オール長岡ロケの映画で、東京から転校してきた主人公が通う高校として、この校舎が使われた。
この少女を演じた石橋杏奈さんも、10年経った今はもうお母さん。
ちなみにご主人は、東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹投手。
一番奥の教室は資料室。この校舎でロケを行った映画のポスターや写真が飾られている。
日本とベトナムの国際合作映画「ベトナムの風に吹かれて」。
主演の松坂慶子さんの子ども時代の回想シーンが、この校舎で撮影された。
大林宣彦監督がメガホンをとり、松雪泰子さんが主演した「この空の花〜長岡花火物語」。
長岡花火を題材にしたこの映画は、長岡市の各地で撮影が行われ、この校舎もロケ地になった。
大きな版木。卒業生が贈ったものだろうか。
見学している木造校舎は右側の斜めになっている建物。二階の一番奥がこの教室。
(写真は見やすいように左右反転してあります)
展示してあった創立100周年記念の写真(2004年6月17日)
下へ降りて、体育館へ。
デコボコの平均台。どれだけの子供がこの上を歩いたのだろう。
子供たちの声が聴こえてきそうだ。
105年の歴史の中で卒業生は7,147名。
卒業式、発表会、一人一人が何かしらの緊張感を持って上がったステージ。
リノベーション後は、ここで結婚式が行われたこともあるとか。
新しい役目を持って、今も建っている木造校舎。
思い出の学び舎がこうして残っているなんて、卒業生がちょっと羨ましい。