廃校になった校舎が当たり前のように取り壊されていく中、今も残されている木造校舎。
リノベーションされて、今も人が集まる場所になっている。
平成21年に閉校となった長岡市和島の島田小学校。
訪れたのは8月。
10年ほど前に築85年の木造校舎をリノベーションした施設。
大掛かりな改修工事を経て、「和島トゥー・ル・モンド」として生まれ変わった。
古い校舎の1階にはレストラン、向かいの鉄筋校舎にはパン工房があり、今も多くの人が集う。
「トゥー・ル・モンド」という名前はフランス語で「みんなが集まる」という意味。
高齢者も障害者も健常者もみんなが集って調和する空間がコンセプト。
向かいの鉄筋校舎の1階にあるのは、パン工房 Harmonie(アルモニエ)。
障害者の方も一緒に働ける場所としてオープン。美味しいパンを買い求めに多くの人がやってくる。
木造校舎の中へ。
1階の奥には、地場の素材を使った料理を楽しめるレストラン「Bague(バーグ)」。(完全予約制)
「和島トゥー・ル・モンド」では結婚式もできるらしい。
教室、廊下、体育館などで記念写真を撮ったりして、他には無い素敵な思い出になりそう。
1階フロアにあるモダンな暖炉スペース。
重厚感のある階段を上がって2階へ。渋くていい艶出てます。
2階は小学校の雰囲気を残した懐かしい空間。
机が並んだ教室。学校は高台に建っているので、窓から見える里山の景色が気持ちいい。
机や椅子は比較的新しいもの。古い棚にランドセルや顕微鏡など懐かしい物が置かれていた。
隣の教室はギャラリーになっていて、 福田ツヨシ氏の作品が展示されている。
教室に展示するって、昔の文化祭を思い出すなあ… あ、作品のクオリティは別ですよ…
カラフルで楽しい動物たち。
生まれ変わった旧島田小学校、後半へ続きます。