チラチラと雪が舞う日、いつもの公園へ。
色のない景色を切り取りながら、ゆっくり歩く。
冬の弥彦公園。
前回来た時は紅葉真っ盛りで、たくさんの人で賑わっていた公園も、この時期はとても静か。
この日は朝から雪が舞っていたので、なおさら人影が少なかった。
入り口付近の東屋で。
ついたばかりで休憩の必要はないのだが、なんだか居心地がよくて寄ってしまう。
ここから静かに園内を眺めるのが好き。
以前、「毎日ここにタバコを吸いにくるのが楽しみ」と言っていたおばあちゃんがいたが、
今も達者でおられるだろうか。
思っていたよりも公園内は雪が多かった。踏み跡に沿って歩いていく。
静かな池にチラチラと雪が舞う。
静かなほとり。モミジの枝にも白い雪。
細かい雪が強くなったり弱くなったり。ずっと傘をさして歩いた。
時折、たくさん降ってくると花吹雪のようで美しかった。
ベンチもふわふわで美味しそうに。
風もなく、とても小さな優しい雪。
積もる感じはないので、こういう雪は安心して眺めていられる。
空気は冷たいが、それがまた心地いい。一年ぶりの冬の公園散歩。続きます…