あんなに華やかだった秋も終わり、また長く寒い冬がやってくる。
大好きな森のちょっと寂しい初冬のスナップ。
しーんと静まり返った森の中。
もう数え切れないほど歩いている道。
いつ来ても滅多に人と会うことがない場所だが、この時期になると静寂そのもの。
彩りが消えた景色は、やっぱり少し物悲しい。
それはこれからやってくる長い冬を想うからだろう。
景色は寂しいが、歩いているとなぜか心がほっとする。
もう何十回も歩いているので、ホームグラウンドのような安心感があるせいかもしれない。
季節に関係なく、いつ来ても癒してくれる、ありがたい森。
役目を終えて散るモミジ。お仕事ご苦労さまでした。また春に。
遊歩道には落ち葉のカーペット。
池に広がる落ち葉模様。
冷たい池も、葉っぱがあるだけでなんだか温かい景色になる。
もうすぐ雪に埋もれるこの池で、じっと耐える鯉たち。
毎年少しずつ体も大きくなっている。また春までがんばれ。
木の隙間の中で、葉っぱが身を寄せ合うように。
(弥彦村 城山森林公園 12月)
この森もこれからしばらく雪のなか。
でも春になったらまた明るい姿を見せてくれるはず。それを楽しみに。