磐梯山を望む丘に並んだコキアが真っ赤っか。
100万本のコスモスも咲き誇る秋色のハーブ園へ。
裏磐梯の湖沼めぐりの後、猪苗代町のハーブ園に立ち寄った。
リステル猪苗代のホテル建物前に広がる10万平方メートルの敷地に
約200種類のハーブが栽培されている。
ハーブ園の入り口にあるグリーンハウスには、色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れていた。
熱帯性のブーゲンビリア。
カラフルな花びらに見える部分は苞で、本当の花は中央部にある小さな3つの白い部分。
ここのブーゲンビリアは東北最大級の規模と言われているとか。
この時期のハーブ園の見どころは、色づいたコキアと一面のコスモス。
歩いていくと、磐梯山をバックに真っ赤なコキアが並んでいた。
燃えるような赤がモコモコと。
ここに植えられているコキアは約2,500株。
緑色から赤に染まり、そして色あせていく。コキアは1年草なので秋には枯れてしまう。
枯れて水分が抜けた後、乾燥させてホウキに利用していたことから、和名は「ホウキグサ」。
コキアの実は、秋田県の郷土料理にもなっている「とんぶり」の原料で、
昔から「畑のキャビア」と呼ばれているらしい。
ただし、ここに植えられているのは食用ではなく観賞用の品種。
どこか愛嬌があって、人が寝静まった真夜中に、モゾモゾ動き回っていそうな…
まわりは見渡す限りのコスモス畑。その数100万本。
奥にそびえる磐梯山。気持ちのいい秋の高原。
裏磐梯の紅葉を楽しんだ後は、真っ赤なコキアと丘いっぱいのコスモスに癒された。
久しぶりの福島日帰りドライブ。心地よい疲れを感じながら帰路についた。