行きたい場所が特にない時、どこにしようか考えていると、かなりの確率で水辺の景色が頭に浮かぶ。
この日も、いつもの池へふらふらと。
五泉市にある二つのため池。
どこか行く所ないかな… と考えていると、この池のほとりを歩いている光景がフッと浮かんでくる。
もう数え切れないくらい来ているので、すっかり見慣れた(見飽きた?)景色なのに、なぜだか引き寄せられる。
ホームグラウンドのような居心地の良さが、すっかり頭にインプットされてしまった。
二つの池を見る順番や周る方向は何パターンもあるはずのに、なんだかいつも同じ道順…
木々の隙間から水面を覗くのも、いつも通り。
目的の被写体も目指す写真も特になくて、ただカメラを持って水の近くを歩きたくてやってくる。
同じ人間が、なんの工夫もなく同じ道を撮り歩くと、同じ写真ばかりになります(笑)
まあ、それでも楽しいのでしょうがないですね。
いつも見上げる大きな葉っぱ。
あ、この枝は初めてかな… いや、撮ったか… って、実にどうでもいい話ですね(笑)
林の道を抜けて、池のほとりへ。この日は少し風があって、綺麗な水鏡は見れなかった。
そんな日は水際に降りて、ゆらゆらを。
「水のそばに行くと人はあまり動かなくなる」と、誰かが言っていた。
難しい理論はよくわからないが、なるほどそんな気がする。
滝、川、池… 水のある場所ではじっと眺めていたくなる。
池は、滝や清流のような水音は聴こえないし、きれいな流れも見れないが、
静かな水面はずっと見ていられるし、そんな時間に癒される。
私が水辺にしゃがみこんで動かなくなるのは、決して腰痛のせいではない、と思う。
キリがないのでそろそろ先へ行こう。
よっこらしょっと… いててて… うーん、動かないのはやはり腰痛のせいもあるか…(笑)
花火のような白い花がたくさん咲いていた。
あちこちでよく目にする花だが、ちゃんとした名前を知らない。
セリの仲間みたいだが「シャク」という花だろうか?
茎が細いので、風のある日はゆらゆらして撮りにくいですね、これ。
池を見ながら先へ。
道端の花を撮りながら。
折れてしまった桜の木。今年はあちこちでこんな姿を見かける。
優しい色のタニウツギ。
新しくなった堰の上を。
堰を渡ると、これで一つ目の池は終わり。
もうひとつの池へ続く道。竹藪が涼しげ。
休憩中のケロちゃん。ちょっと撮らせておくれ。
隣の池の東屋が見えてきた。いつもの散歩はいつものように後半へ…