少しずつ白鳥も戻り始める時間、上堰潟公園へ。
太陽が山の向こうに隠れると、あたりは急に暗くなっていく。
今年は暖冬という予報どおり、あまり雪のない新潟。
とはいえ、気持ちよく晴れる日もあまりない。
この日は珍しく天気が良かったので、夕方、上堰潟公園へ出かけた。
ここに向かっている途中はまだ明るかったのに、
公園についてみると、太陽は角田山の陰に隠れて、もう薄暗くなっていた。
冬の日暮れは本当にあっという間。
夕暮れ、公園に静かな時間がやってくる。
毎年1,000羽ほどの白鳥が飛来する上堰潟。
餌を求めて近くの田んぼに行っていた白鳥たちが、少しずつ帰ってきた。
潟湖の上を旋回しながら高度を下げて、ゆっくり降りてくる。
大空を悠々と飛ぶ姿が気持ちいい。
遠くの方に降りて休む白鳥たち。
近くまで行きたかったが、池に架かる木道が立入禁止で、これ以上近づけなかった。
鳥たちからすれば安心して休める場所。
カモ達に混じって、2羽の白鳥が近づいてきた。
静かに進んでいく白鳥。
ここに来るのはほとんどがコハクチョウ。
新潟市はコハクチョウの越冬数が全国の市町村で一番多く、1万羽を超えるらしい。
潟、川、田んぼが豊富にあって、雪が降る。安心できる場所なのだろう。
暮れていく景色を眺めながら、後半へ続きます。