NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

まっくろくろすけ

 

 

モミジバフウの木にたくさんの実がぶら下がっていた。
上堰潟公園のラストです。

 

 

一周2kmの遊歩道にはいろいろな木が植えられている。
桜などの落葉広葉樹が1,100本以上、常緑広葉樹が42本、針葉樹が4本、植樹されているという。
気持ちのいい木陰が続く。

 

 

木々の間を歩いていくと、黒いトゲトゲの実をたくさんつけたモミジバフウの木があった。

 

 

この実に出会うと「まっくろくろすけ」に見えて、つい笑みがこぼれてしまう。

 

正式名称は「ススワタリ」。
いえ、これはモミジバフウですが… ここから少しファンタジーの話で。

となりのトトロ」で、サツキとメイが引っ越して来た古い家に棲んでいた不思議な生き物。
メイが勇気を振り絞って、手のひらでパンッ!っと捕まえたものの、
広げてみると手が真っ黒になっただけ… というシーンは、とても可愛いかった。

 

千と千尋の神隠し」にも釜爺の手伝いとして登場。
こんぺいとうをもらって喜んでいたので、好物はたぶんそれ。

 

 

劇中、おばあちゃんが「小さい頃には私にも見えたが、あんたらにも見えたんけ」と言っているので、
トトロやネコバスと同じく、子供にしか見えない「何か」なのだろう。
しかし、木を見上げている間、私にはずっと見えていたので、
きっと子供のように心が純粋なのだろう。(モミジバフウだってば)

 

 

木々の向こうに角田山。午後の陽を浴びて。

 

 

影もかなり伸びてきた。

 

 

奥に見える三角の山は多宝山。隣の弥彦山へ続いている。

 

 

ぎんなん。落ちてから時間が経っていたので、あまり匂いはしなかったが、なるべく踏まないように…

 

 

この日は、木々の芽吹きはまだだったが、陽射しがあったせいか、春がそこまで来ている感じがした。
もう少しすれば、公園は桜や菜の花で埋め尽くされる。待ち遠しい。