いつもの森にいつもより早く春が来た。
春の陽射しのなか、花を探しながらのんびり散歩。
天気のいい日、ふらりといつもの森で春探し。
今年はどの花も開花が早いようで、
ヤマザクラ、マンサク、雪割草、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、カタクリ…
たくさんの花を見ることができた。
マンサクの花が咲いていた。
細長くて頼りなさげな黄色い花だが、まだ他に咲いている花が少ない森ではよく目立つ。
「マンサク」と言う名前は、
早春になるといち早く咲くことから「まず咲く」という言葉が変化した、と覚えていたが、
他に、「この花がたくさん咲けば、その年は豊年満作になる」と信じられていたため、という説もあるらしい。
花言葉は「呪文」「魔力」「霊感」「不思議な力」「神秘」など。
なんだか怪しげな言葉が多いのは、この花でその年の稲の作柄を占っていたことに由来している。
他に、放射状に弾けたように咲く花びらの形から「ひらめき」という花言葉もある。
そう言われると「ひらめいた〜!」という感じに見えなくもない。
ヤマザクラも咲き始めていた。小さな白い花が青空に映えて。
ソメイヨシノのような華やかさはないが、素朴で控えめな花が可愛らしい。
この花を見ると、この森にも春が来たなあ、とうれしくなる。
今年は他の花が咲くタイミングが早かったので、この日は椿の花も多く残っていた。
池の水がゆらゆら。
下ったり、登ったり、いつものコースをゆっくりと。
階段の途中にキクザキイチゲがたくさん咲いていた。
すべて青紫っぽくて美しい色。
よく見ると花びらの数や形が少しずつ違う。花を見ながらちょっと休憩。
光が射して気持ちのいい森の道。
森はこれから芽吹きの時期。
春を探しながらの森散歩。いつものようにのんびり続きます…