6月になるとあちこちで見かける白い花、ヤマボウシ。
華やかなのにどことなく落ち着きもあって、つい引き寄せられてしまう。県立植物園の続きです。
カルミアの木の近くに、ヤマボウシが咲いていた。
青々とした葉の上に咲いた真っ白な花は、遠くからでも目を引く。
けっこう賑やかに花をつけるが、どこか品があって優しい感じ。
この花を見ると、ふらふらと引き寄せられてしまう。
まるで衣のように見える四枚の白い部分は花びらではなく、萼が変化したもの。
山法師の白い頭巾に似ているところから、この名がついた。
中央に固まっている小さな粒状のものが、一つ一つの花。
青々とした葉や白い花が青空に映えて。大きな木の下はとても居心地がいい。
元気に見えたり、落ち着いて見えたり… 光の具合や見る角度でいろいろな印象に。
居心地がいいものだから、つい長居をしてしまった。
カルミアといいヤマボウシといい、撮っているとキリがない… 先へ進もう。
歩き出すとすぐに、たくさんのハチの羽音が聴こえてきた。
あ、また足止めの予感がする…
エゴノキだ。
別名「森のシャンデリア」。
枝いっぱいにぶら下がる小さな白い花はとても可愛い。
これもしばらく撮っていたくなる木。もう、しょうがないなあ…
エゴノキの花言葉は「壮大」。
たくさんの花を咲かせて、ちょっとゴージャスな感じがするからだろうか。
もうひとつの花言葉は「清楚」。
白くうつむいた花が、大聖堂で合唱する修道女を連想させるかららしい。
日本の野山で昔から見られる白い花、ヤマボウシとエゴノキ。
大きな木の下は居心地が良くて、レンズを向けている時間は楽しかった。
こんなことばかりやっているので、今日はなかなか進まない。
そんなわけで、県立植物園、もう一回続きます。(長いな)