広大なそば畑に癒された山本山高原。
残暑厳しい日だったが、丘の景色は秋の気配を感じさせてくれた。
そば畑が広がる丘の上からは、越後の山々、田んぼや川を見渡せる。
パッチワークのような田んぼ。
少しずつ段差を付けながら、傾斜に合わせて区切られた形。
人が作りあげた自然のアートだ。
奥に連なる越後の山々。青のグラデーションが美しい。
丘の上には秋の気配が少しずつ。
栗も青々とした実をたくさんつけて。
そば畑のまわりにたくさん咲いていたワルナスビ。
茎と葉にトゲがあり、手が付けられないほど繁殖力が強いので「悪(ワル)」と名づけられた。
黄色のかわいい実をつけるが毒があるので食べられない。
早朝から咲いて、午後にはしぼんでしまう露草。鮮やかな青に惹かれる。
秋に向かって、草花もなんだか落ち着いた印象に。
ネコジャラシみたいな草がぴょこぴょこと。
まだまだ暑い日だったが、丘の上には小さな秋の足音が聴こえていた。