NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

早朝の弥彦公園 Ⅰ

 

 

カメラを持って早朝の弥彦公園へ。
澄んだ空気を吸いながら、静かな公園をウォーキング。

 

 

最近、朝のウォーキングを始めた。


今まで意識して「歩く」ことをしてこなかったので、
最初は少し歩いただけで股関節のあたりが痛くなったが、続けているうちにあまり気にならなくなってきた。
やっぱり体は動かさないとダメなんだな。
決めているわけではないが、だいたい3,000から4,000歩程度。
コースはその日の気まぐれで、家の近所だったり、車で少し移動したり。
天気が悪ければお休みするし、無理しない範囲で楽しんでいる。

 

歩いている途中で、写真に撮りたいなあと思える光景に出会うこともあるが、
カメラは持たないようにしている。
それは、私の場合、カメラを持っているとなんでも撮りたくなって、
ウォーキングにならないから。

 

この朝は、試しにカメラを持って弥彦公園を歩いてみた。
さてどれだけ「ウォーキング」できるのか。 ま、結果は想像ついてます…(笑)

 

 

朝の公園は人影もなくひっそり。

 

 

色は褪せてしまったが、きれいな形で残っていたアジサイ
……ダメだ。やっぱりスタスタ歩けない。 ま、わかってはいたんですが…

 

 

もみじ谷に架かる赤い橋「観月橋」。

 

 

紅葉シーズンには人で溢れかえる橋も、青葉の季節はひっそり。

 

 

秋になると、橋のまわりは錦の絨毯になる。

 

 

緑一色のもみじ谷。色付くのが楽しみだ。

 

 

綺麗な白いキノコが何本か生えていた。

 

キノコといえば思い出があって…

 

今はこの公園でそんなことをする人はいないだろうが、
小学生の頃、家族でここへキノコ狩りに来たことがあった。

現在はきれいに整備されている弥彦公園だが、
当時は山の斜面にいろいろなキノコが生えているような、野趣が残る場所だった。
家族で木が生い茂る斜面を下りながら、食べられそうな感じのキノコを探した。
同じ種類の茶色いキノコがたくさん生えていて、
父親が「これは食べられるやつだ」と言うので、それを一生懸命探した。
実際、美味しそうに見えたのだ。

 

さて、たくさんキノコを獲ったのはいいが、どれが食べられるのか判らない…
今考えれば、専門知識もない家族がなぜキノコ狩りに来たのか謎である。
幸いなことに、その時、公園内にきのこ汁を出すような茶店が開いていて、
そこのご主人にお願いして、可食か否かを選別してもらえることになった。
みんなで獲ったキノコをズラリと並べる。
一番多いのはもちろん、父親が食べられると言った、あの茶色のキノコである。

 

 

「これはいい」…  「これはダメ」…
食べられるキノコが出る度にニンマリしながら選別を見守っていると、
ご主人は例の茶色のキノコを見るなり、「あー、これは食べられない」と言って、
どんどん脇によけるではあーりませんか!
がんばって獲ったキノコが一気に減っていく…
子供ごころに、ガァーーン… である。
父親の「これは食べられるやつだ」が頭の中でリフレインする。

 

選別が終わる頃には、がんばって獲ったキノコは驚くほど少なくなった。
やはり素人ではムリがあったようだ。
ただ、ダメかなと思いつつ獲った大きな白いキノコが実は食べられるものだったり、
小さな喜びもあった。

 

その晩、選別をくぐりぬけたキノコたちは味噌汁になった。
ひとつひとつ眺めながら食べたキノコは、どれも美味しかったのを憶えている。

 


さて、この白いキノコである…

 

 

これは見るからに怪しい感じである…  シロオニタケ…? 
小学生だった当時の私でも、さすがにこれは獲らなかっただろうなぁ。
そろそろキノコのシーズン到来。気をつけましょう。

 

 

もみじ谷を抜け、子供の頃から変わらないトンネルへ。

 

 

壁面はレンガ貼り。照明もレトロなデザイン。子供の頃は天井がもっと高く感じられた。

 

 

長さは55m。約100年前に造られた姿のままで、登録有形文化財になっている。

 

 

早朝の弥彦公園
やっぱりカメラを持ってくると、いつものようなウォーキングは無理だった。
最初から想像ついてましたよ…
ということで、この日の早朝ウォーキングはお休み。
いつものカメラ散歩に切り替えて、心おきなく後半へ…