山の澄んだ空気と広い景色を楽しみながら、
咲き残っているアジサイを。 前回の続きです。
ゴロゴロの花粉をつけて、せっせと飛び回る働き者。
展望食堂の脇に立っているのは、
全国的にも珍しい山桜の変種で、村の天然記念物「ヤヒコザクラ」。
樹齢200年以上、高さ18mの大きな桜で、見頃は平地の桜より少し遅い5月上旬。
建物の2階は日本海を望める展望食堂。
小さい頃、ラーメン大人用一人前を生まれて初めて完食できたのはここの食堂。
登山の後でお腹が空いていたのか、それとも盛りが少なかっただけなのか…
ちょっと大人になった気がして嬉しかった。
建物の中へ。
子供の頃の記憶のまんまの螺旋階段を上っていくと、3階は「弥彦山自然館」という小さな展示フロア。
屋上まで上がると、爽快な360度のパノラマが広がる。
西側には日本海。天気が良ければ佐渡もよく見えるのだが、この日は暑いせいか霞んでいた。残念。
海と反対の東側には越後平野。
北側、すぐ隣に見えるのは、三角の形がきれいな多宝山。
高さは弥彦山とほぼ同じだが、わずかに数十センチ(!)低い。
てっぺんに少し土を盛れば逆転できる!?
反対の南側は弥彦山の山頂方面。
この山頂公園はまだ九合目。彌彦神社の奥宮、御神廟がある山頂へは、ここから15分くらい。
途中には地元のテレビ局のアンテナがズラリ。
平野の中にポツンとそびえる弥彦山は絶好のアンテナ基地。おかげで我が家も電波状況はバッチリ。
山頂までの道。この日は途中で少し曇ってきたので引き返したが、
よく整備されていて気持ちいい参道。
さて、アジサイを眺めながらそろそろ帰ろう。
アジサイに見送られて駐車場まで下りる道。
今年のアジサイももう終わり。
駐車場へ下りていく道からも海がよく見える。今日はあまりクリアではなかったけど。
駐車場の近くには、きれいなユリが咲いていた。
久しぶりの弥彦山頂公園。
遠くまで広がる景色と澄んだ空気が気持ちよかった。
アジサイも、また来年。