NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

ぴょこぴょこ

 

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池のまわりの柵の上にたくさんのコケが生えていた。
小さいけれど、雪にも負けない逞しい生命力。ちょっと興味が湧いてレンズを向けた。

 

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池の周りを歩いているとたくさんのコケを目にした。

よく日本庭園などで見かけるような、美しく手入れされたものじゃなく、
どこにでもある地味〜な種類。

 

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まわりを見渡すと、地面にも、木の幹にも、石の上にも、いたるところにある。
よく見るとぴょこぴょこしたものがたくさん出ている。

 

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伸びているのは、朔(さく)と呼ばれる胞子嚢。
これが裂けて胞子を飛ばす。
新しい場所に付いた胞子は、糸状のものを出し、枝分かれしながら這うように面積を広げていくらしい。

 

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寂しい冬の公園で、ここだけ賑やか。会話しているようだ。
「春だコケ〜」「そうだコケ〜」「早く伸びるコケ〜」。(と言っているかは解りませんが)。

 

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見ようと思わなければ通り過ぎてしまう小さな世界。
人が見たら「あの人、今度は柵に向かって何か始めたぞ」って、いよいよ不審がられそうだ…
でも、誰もいない冬の公園。心置きなく楽しんだ。

 

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さて、そろそろ帰ろう。
まわりの景色を撮りながら、来た道を戻って行く。

 

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注意して見れば、まわりの木の幹にもコケがビッシリ。

 

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階段を登って、見晴らしの良い場所へ。
街並みの向こうに見えるのは弥彦山
ピークが2つあるが、左が弥彦山、右は多宝山。二つの標高差はわずか数十センチ!
高さ634mは東京スカイツリーと同じ。
昔からずっと見てきた山のシルエット。なんだか落ち着く。

 

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南国気分と冬景色を両方楽しめた保内公園。

気持ちいい時間を過ごせた。
緑の季節になったら、今度は公園の奥まで歩いてみたい。

 

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実は、この日は腰の調子が悪くて、痛み止めを飲んでの散歩だった。

もし転びでもしたら大惨事。腰を庇いながら、雪の道を一歩一歩ゆっくりと歩いたのだった。
いつもそうだが、ファインダーを覗いている時だけ痛みを忘れる。
不思議なもんです。
帰りの車の中、「痛てててっ! また長居しすぎたぁ…」と反省しきり…