角田山の麓にある仁箇堤。
満開の桜の下、池のほとりで静かなお花見。
堤の上に植えられた20本ほどのソメイヨシノ。
前回来たのは2月。その時はまだ小さく硬い蕾だったが見事に咲いた。
かなり歳をとった木ばかりだが樹勢はいい。花もたくさんつける。
堤の上は桜のアーケード。
光をたくさんもらおうと、明るい水の方へ枝を伸ばす桜。
いつものように脇の雑木林の道へ。こちらからは角田山がよく見える。
椿もまだ少し咲いていた。
堤の向こうの丘には柿畑が広がっている。
このあたりの柿は「越王(こしわ)おけさ柿」と言って、県内では佐渡市についで2位の生産量を誇るらしい。
「越王」の名は、角田山の山麓には古墳や遺跡が多くあることから、
「越の王」と呼ばれる統治者がこの地にいたことにちなんだもの。
いつもの朽ちた橋を眺めて引き返す。
花見客もあまり来ない小さな堤。堤に並んだ古木は今年もきれいに咲いてくれた。
静かな水辺のお花見でした。