木々は葉を落とし、咲く花もあまりない冬。
元気な草花を見たくなって県立植物園へ。
最初に出迎えてくれたのはクリスマスローズ。
いかにもクリスマスの頃に咲きそうな名前だが、開花は2月から4月頃。
クリスマスに咲くわけでもないのに、なんでクリスマスローズなんだろうと、
以前から不思議に思っていたのだが、
調べてみると、その原種系にあたる「ニゲル」という品種は、
クリスマスの頃に白い花を咲かせるらしい。
品種改良が進むにつれて様々な品種が誕生し、次第に開花時期も変わっていった。
今、クリスマスローズと呼ばれているほとんどの花は、
2月から3月上旬に行われるキリスト教の四旬節(「レンテン」)の頃に咲くことから、
最初は「レンテンローズ」と呼ばれていたらしい。
しかし、原種系「ニゲル」についた「クリスマスローズ」という名前が素敵なので、
いつしか、すべての花がそう呼ばれるようになったらしい。
だからクリスマスに咲かなくても、全部まとめて「クリスマスローズ」。
様々な色や模様、八重咲き、上向きに咲くものなどいろいろ。
ちょっとうつむき加減に咲く姿が愛らしい。(撮るのは疲れる)
次に並んでいたのはポインセチア。赤と緑でクリスマスを華やかに彩る冬の定番。
この花も、赤以外にも様々な色や模様がある。
花に見える部分もよくみると葉っぱのようで、どこまでが花で、どこまでが葉っぱなのか解らない。
実は、色のついた部分も花びらではなく「苞(ほう)」。
その中心にある小さなツブツブが本当の花らしい。
まだ最初のフロアなのに、面白がって図鑑みたいにカシャカシャ撮ってしまった(笑)
彩りのあるものに飢えていたのかも… 先へ進もう…