滝のように枝垂れたピンクの花が、濃い緑に浮かび上がっている。
一泊二日の福島の桜旅もいよいよラストです。
⑱ 天神夫婦桜
今回の桜巡りもあと2箇所。雪村桜からほど近い天神夫婦桜へ。
三春駒や三春張子を作る職人の集落「高柴デコ屋敷」の奥、
小高い丘の上に、大きな2本の桜が夫婦のように寄り添うように立っている。
樹齢約500年の2本のエドヒガンで、1本は枝垂れ桜。
菜の花に囲まれて。
桜の下のお堂には学問の神様である菅原道真が祀られている。
里を見下ろすように、2本が重なって立つ大桜。
下から見ると2種類の枝がよくわかる。
桜の脇には赤い椿が咲いていた。
⑲ 福聚寺桜
旅のラストは三春の福聚寺(ふくじゅうじ)へ。
一度見たかった桜。訪れるのは初めて。
福聚寺は戦国時代の三春城主・田村家の菩提寺である臨済宗のお寺。
芥川賞作家の玄侑宗久さんが住職を務めている。
桜がたくさん植えられている境内。
竹林をバックに、ひときわ美しいベニシダレザクラが。
樹齢約250年と約450年の桜が重なり合って1本のように見えているらしい。
ピンクの花のカーテン。
奥の高い場所から見ると、手前と奥の桜が二段に見えて美しい。
境内には美しい枝垂れ桜が何本も。
本堂の裏へまわると、美しく枝垂れたピンクの花が。
初めて訪れた福聚寺桜。
旅の締めくくりにふさわしい美しい枝垂れ桜だった。
6年ぶりの福島の桜。
ちょうど見頃の桜、まだ咲き始めだった桜、いろいろあったが
懐かしさもあって、どれも美しかった。
福島の桜旅これにて終了。長々とご覧いただきありがとうございました。