長野県高山村は、のどかな農村景観、山里の原風景が残る自然豊かな村。
しだれ桜の里としても知られ、「信州高山五大桜」と呼ばれる美しい五本の桜がある。
もう6月になりましたが、もう少しだけ桜の記事にお付き合いのほどを。
4月19日。長野県小諸市の懐古園を見た後、県北東部の高山村へ。
高山村は自然豊かな農村景観が広がる人口約7,000人の小さな村。
「しだれ桜の里」とも呼ばれ、村内に約20本以上のしだれ桜があり、樹齢200年を越す大樹も多い。
なかでも特に有名な五本の桜を見てまわった。ここを訪れるのは7年ぶり。
①水中(みずなか)のしだれ桜
樹高約22m、幹周約4m、枝張り東西約12mの大樹で、
五大桜の中でも一番人気のあるしだれ桜。
見晴らしの良い丘に立つ優美な姿は、映画「北の零年」の冒頭シーンにも使われた。
樹齢は260年以上で村指定天然記念物。
桜が立っている高台からは、遠くに北アルプスや北信の山々を望める。
残念ながらこの日は少し霞んでいた。(たぶんPM2.5)
樹勢は今も旺盛。滝のように花をつけている。
地面に届くほど長く枝垂れた枝。
7年ぶりに会えた水中のしだれ桜。相変わらずの美人さんだった。
② 赤和観音のしだれ桜
赤和地区の奧、大巌山赤和観音堂の登り口に立つ、
樹齢約200年、樹高約15mのしだれ桜。
斜面の石垣の不安定な場所から、前にせり出すように枝を広げて咲き誇る姿が印象的。
桜の近くにあった石仏。
背後の山の中腹、そそり立つ大岩の前に建っているのが、
400年の歴史を持つ大巌山赤和観音堂。近くに樹齢400年の大杉もあるらしい。
しだれ桜の脇から階段が続いているが、まだ行ったことがない。
機会があれば行ってみたいと思っている。
信州高山五大桜、あと3本。後半へ続きます。