NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

醸造のまちへタイムスリップ Ⅱ

 

 

摂田屋のシンボル的な存在「機那サフラン酒製造本舗」。
屋敷や蔵の中には、古い書物や美術品など昔を偲ぶ展示品が並んでいた。

 

 

久しぶりに訪れた長岡市摂田屋の「機那サフラン酒製造本舗」。
ガイドさんの説明を聞きながら、美しい鏝絵(こてえ)や離れ座敷を見学した後は、
主屋の中へ。

主屋は明治中期に建てられた木造二階建ての建物で、
これも登録有形文化財に指定されている。
見学できるのは一部だが、実際はかなり広いお屋敷。

 

 

中に入って目に飛び込んでくるのは、恵比寿や大黒天の色鮮やかな鏝絵。
ここが鏝絵蔵の入り口。

 

 

鏝絵蔵の中は展示スペース。
2階には古い看板や広告、建物内から発見された調度品などが並んでいる。

 

 

機那サフラン酒は、サフランをはじめ、桂皮、丁子などの植物などで調整したリキュール。
明治から昭和にかけて「養命酒」と勢力を二分した薬用酒だった。
現在でも買い求めることができる。

 

 

商品名にある「機那(きな)」というのは、
マラリアの特効薬・キニーネの原料となる「キナ」の木の当て字。
明治時代はサフラン同様に高価な舶来品で、ブランド力を付加するために商品名に冠したという。

 

 

古いカメラや雑誌なども。屋敷内に残っていたものだろう。

 

 

蔵から出て、主屋の奥へ。
こちらにもレトロな世界が広がっていた。
雑誌、レコード、看板、ポスター、おもちゃ、雑貨…  昭和の香りがプンプン。

 

 

昭和歌謡から洋楽まで、懐かしいレコード。

 

 

この看板には「長島」と表記されているが、
幼い頃、大切にしていたベーゴマには、確か「長嶋」と彫られていた。
「長島」と「長嶋」…  はて。


どうも時期によって実際に本名を変えていたらしく、どちらも間違いではないようだ。
看板によるとミスタージャイアンツの身長は179cm。
今の私とほぼ一緒ではありませんか! (だからどうした)

 

 

「若いあなたのビューティードリンク」赤玉ハニーワイン。小百合さんも飲んでいたのかな。

 

 

有名なモンローの写真。
この角度からカメラを覗いていると、自分がハレンチなことをしているような…
下から撮っても何か写るわけではないんですけど。

 

 

時代もジャンルもバラバラなコレクション。雑多な感じがまたいい。

 

 

昔のマッチって味がある。

 

 

こういう展示物は大好きなので、いくらでも見ていられるのだが、
狭い部屋にずっと入り浸っていると不審な人に思われる気がして、(私にしては)早めに切り上げた。

 

 

大好きなレトロな世界に、つい長居をしてしまった。
そんなことで、摂田屋さんぽ、もう一回続きます。